カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 松本の今年の桜は、ご紹介した(第2074話)通り、松本城の外堀の標本木の桜が3月30日に開花宣言。そして一気に(軽井沢に行っていて不在だった)3日か4日には市街地の桜は満開を迎えた様でした。7日の薄川の桜はもう散り始めていましたから・・・。
 でも松本で有難いのは、桜前線が北上して行くのと同様に、桜が市街地から山の上の方へも徐々に駆け上がって行くことです。ケンミンショーで揶揄された“山の民の長野県民”は当然の如く自分の関係する標高が頭の中に入っていて、松本市街地は(市役所の地点で)標高は592mですが、城山公園が665m、ここからアルプス公園に至る城山遊歩道の途中の鳥居山が743m、アルプス公園が最高地点で標高775mとのこと。ですので、ソメイヨシノが500本という城山公園は、解説によると『江戸時代の天保十四年(1843)に松本城主であった戸田光庸が、犬甘城址に桜や楓数千本を植え、領民に開放したことがきっかけとなり、明治六年(1873)の太政官布告に基づいて、明治八年(1875)に長野県(当時は筑摩県)で初めて公園に指定されました。』という、古典落語の花見の噺で良く舞台になる江戸の飛鳥山同様に、江戸の昔から松本市民の憩いの場でもあったのですが、そこから更に100m標高が高いアルプス公園には、枝垂桜に始まり、ソメイヨシノ、オオヤマザクラ、八重桜、更には緑色の花の御衣黄など色んな種類の桜が合わせて1300本の桜があって、市街地から段々と標高の高い方に桜前線が上って行くので、松本城の桜が散っても城山が、そして城山が散っても、まだアルプス公園が・・・と、同じ狭い市内のエリアの中でも時間差で桜を楽しむことが出来ます。
ただそうは言っても、温暖化で桜の開花時期が段々早まって来ているので、昔の様にGWにアルプス公園で花見をするという訳にはいきませんが・・・。

 久しぶりに、ワンコも連れて4月11日の週末の土曜日にアルプス公園に行ってみました。
アルプス公園は、元々は長野県の種畜場があった場所で、種畜場が別の場所に移転後市に移管されて、その後整備された現在71haという広大な都市公園です。松本駅から4㎞という、市の中心部からでも車で10分足らずで来られ、且つ市街よりも200m程高いので高原風の雰囲気と北アルプスの絶景が楽しめ、しかも入場料無料で子供向けの遊具や小さな動物園などの無料の施設(ドリームコースターのみ有料)もあるので、家族連れに人気なだけではなく、(無料故に、桜の季節の弘法山や穂高の大王わさび農園などと共に)松本観光のツアーコースにも入れられることもあるなど、観光客も結構おられます。しかも、お花見の季節には都市公園には珍しく此処は火気使用OK(但し直火禁止)なので、お花見の季節にはグループや家族でのBBQを楽しむことが出来ます。
この日は週末で、そろそろアルプス公園の桜も咲く頃なので混雑するかと思い、東入口が500台、南入口が200台の無料駐車場がありますが、東(岡田側)からだと歩く距離が結構長いので、いつもの南側に停めることにして早めに出て、9時過ぎに到着し、幸い一番近い駐車場にナントカ一台の空きスペースを見つけて駐車することが出来ました。これで上段の駐車場は満車になりました。
もう既に家族連れの方々が思い思いに広場にスペースを確保されたり、滑り台等の遊具で遊ばれたりしていて、さらにまだ続々と後から来園されて来られます。
 園内の桜は、既にソメイヨシノは6分から8分咲きでしょうか。園内の所々に植えられているピンク色の濃いオオヤマザクラは咲き始めで、草原の拡がる「家族広場」に降りて行く道は、左側がソメイで右側が八重桜の並木道なのですが、八重桜はまだ蕾も膨らんではいませんでした。そしてここには緑色の花の御衣黄(ギョイコウ)も見ることが出来ます。また「香りの森」と名付けられた丘の一角には、もう花の時期を過ぎていましたが、雪国に早春の訪れを告げる白い花のコブシが何本も植えられています。
「家族広場」と遊具の在る「子供冒険広場」と名付けられた間の道を進み、私の子供の頃の種畜場時代からのお気に入りの場所、北アルプスの絶景が拡がる「ピクニック広場」へ。
 すると、驚いたことに新たに遊歩道が展望室のある自然博物館の方まで裏側からアクセス出来る様に延びていて、広場には新たに屋根付きになるのかベンチが園道沿いに二台と、松本平から安曇平から越しに臨む北アルプスの絶景を眺めることの出来る広場の先端部には、新たに望遠鏡が設置され、また古くなって判読出来なかった山の名前の解説版も新しくなっていて、そしてベンチも増設されて、以前のただの原っぱから随分見違える程に整備改修がされていました。これなら市街から観光に来られた方もきっと喜ばれると思います。更に、ここにもし岩岳にある様なブランコでも設置したら(しかも無料で)人気スポットになるかもしれないなどと想像しながら、暫し北アルプスの絶景を眺めていました(イヤ、子供たちが奪い合いでケンカになるか・・・?)。
(写真は5年前と昨年の同じ場所「ピクニック広場」です)
そして、あとは老朽化で撤去されたままになっている「展望広場」一帯をどう活かすかでしょうか?出来れば、園内には飲食施設が全く無いので、城山公園に隣接する「憩いの森」の様な、ワンコと一緒に北アルプスを眺めながら休憩出来る様なカフェを造って貰えるとありがたいのですが・・・(数年前にこのエリアの活用案として市が計画したオートキャンプ場は、市議会の反対で一旦取り下げられましたが、アルプス公園から尾根伝いの芥子望主山にも既にキャンプ場があり、必要ならそちらをもっと整備すれば良いので、私も不要だと思います)。
 ピクニック広場で暫く休憩し、ワンコたちにおやつと水を飲ませて、また来た道を戻ります。
10時スタートというドリームコースターは、アルプス公園で唯一有料(大人400円、子供200円)の遊具ですが、『滑降コース630m、登反コース365mの総延長995m。 このタイプの施設では珍しく、スタート地点までソリに乗車したまま戻ってこられるのが特徴である』とのことで、家族連れなどで長蛇の列でした。そのコースは昔の種畜場時代の旧道に沿って下っていくのですが、この旧道の両側には種畜場時代からの古木の太いソメイヨシノが1㎞近く続いていて、この道を今では殆ど通る車も無いので、結構な桜の穴場になっています。
父が元気な頃は、5月連休に子供たちと親子三代で、この桜並木の下でBBQを毎年楽しんだものでした。
 駐車場へ歩いて戻る途中、県外から松本へ観光に来られたというご夫婦と一緒になりました。
 「ここは、本当に良い所ですね!」
 「ね、そうでしょう!?」
地元民としてはお褒め戴いて何だか嬉しくなり、ここが昔は種畜場だったことや、市内からたった4㎞足らずで、71haにも及ぶ信州の高原風の広大な都市公園であることなど、チョッピリ自慢気に説明させて頂きました。
【追記】
アルプス公園に行った4月11日から5日後、今シーズンの登山トレーニング開始で、久し振りにウォーキングで行った4月16日の松本の城山公園です。お花見用の出店の屋台が撤収作業中で、人も疎ら。桜もすっかり葉桜になっていました。

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