カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
次女一家の住む横浜からは、横浜線で八王子まで来て中央線のあずさに乗り換えて松本までというルートでは、乗り継ぎ時間も含めれば、3時間半近く掛かります。
夏の時期だったら、前回夏の営業終了で行けなかった「岩岳マウンテンリゾート」などの高原にも行けるのですが、ウィンタースポーツを楽しめる年齢になるまでは、冬から春先に子供たちを連れて行ける所は限られます。
そこで、当直勤務明けの婿殿の横浜からのアクセスを考えて、新横浜からの新幹線の方が2時間足らずと便利で早いので、婿殿とは軽井沢で合流し、今回も軽井沢のドッグヴィラに泊まることにしました。
今までワンコ連れで我々が行った観光地の中では、軽井沢が唯一“ Dog Friendly ”と評価出来る場所(かと言って、色々話を聞く中で、長女が暮らすNYとは飼主側の姿勢も含めて雲泥の差なのですが・・・)。全国で一早く“ドッグツーリズム”を掲げたその軽井沢に比べると、これまでに行った箱根も、伊豆も、那須も、そして京都も、勿論我が松本も、愛犬家にとってはどこも落第。この軽井沢以外で、“ Dog Friendly ”として及第点が付く観光地を未だ知りません。インバウンドで何もしなくても観光客が集まって来る観光地はさして気にも留めないでしょうけれど、少子高齢化時代における国内観光の重要戦略は、個人的には年寄りとペットに如何に寄り添うかがその肝だとずっと思っています。

今回の軽井沢滞在では、せっかくなので3月中旬に旧信越線の跡地に新しくオープンした、三菱地所が手掛ける軽井沢駅北口直結の商業施設“ T-SITE ”にも行ってみましたが、人気の「I’m Donut?」は早々に昼過ぎにはもう売り切れで「完売閉店」とのこと。他にも千曲川ワインバレーの地元らしくワインショップ、オシャレな蕎麦店やショコラトリー、以前湯の山温泉のアイイグニスで行ったこともあるのですが、TVでもお馴染みの笠原将弘氏がプロデュースする「笠庵 賛否両論」、スタバなどなど。他にもシェアラウンジやSPA、宿泊施設もあるそうですが、軽井沢らしく“ Dog Friendly ”なエリアはあっても、残念ながら子供向けの施設は見当たりません。
滞在中には雨模様の日もあって、結局次女一家が選んだのは(「おもちゃ王国」には前回も行っているのでもうイイ!とのこと)で、今回はアウトレットでワンコ連れでも可能な食事や買い物、また次女一家は別の日も同じアウトレット内の「子供パーク」へ(勿論有料ですが、遊具などが充実していてかなりの高評価でした)。私メはその間、アッシー君で必要な送迎だけを対応し、我々ジジババはドッグヴィラでノンビリとワンコたちと過ごさせてもらいました。

先ずは、蕎麦好きな婿殿のために娘が選んだ、「霧下そば 地粉や」。追分からは車で10分程度ですが、地籍は御代田町で標高1000mの浅間サンライン沿いに位置し、客席からは八ヶ岳と佐久平を一望出来ます。『そば粉は地元産100%を使用し、自家栽培・丸抜き・石臼製粉・手打ちまでを自社で手がけている』、軽井沢エリアでも人気の蕎麦屋さんとのこと。
街中からは少し離れていますが、グルメサイトでの評価も高く行列の絶えない人気店で、また標高1000mの地に在って展望も良いので、夜よりもむしろランチの方が人気なのかもしれません。店舗前だけではなく、近くに広い第2駐車場まであり、この日は週末の夜でしたが、予約した時間が早かったせいか、店舗前にまだ数台が停まっている程度でした。
店内に入ると、大きな窓越しに佐久平とその向こうに八ヶ岳が見え、女将さんが山の名前を教えてくれました。いつもは逆の諏訪エリアから眺めていますので、この八ヶ岳の山容は或る意味“裏八”と云えるのでしょうか(富士山の山梨と静岡の“争い”ではありませんが、その人自身がいつも視ている方が“表”なのでしょうけれど・・・。その意味で日本海側を“裏日本”と云うくせに、長野県側からを「後立山」と呼ぶのは、個人的には些か腑に落ちませんが・・・)。
しかも窓の外には結構広いテラス席とその向こうには芝生の庭があって、初夏から秋口はテラス席が開放され、ペットと一緒に食べることも出来るそうです。

『山裾の標高500〜700mの高原地帯で、昼夜の気温差が大きく朝霧が発生しやすい場所を「霧下地帯」といい、ここで栽培されるそばが「霧下そば」。
冷涼な気候がそばを美味しくし、この頃最も発生する朝霧が霜に弱いそばをやさしく守ります。この現象は八月下旬から十月上旬によく見られるものでちょうど秋そばの結実期にあたります。
火山灰地で水はけがよいことも美味いそばが実る好条件。霧下そばは鮮やかな緑色で香り高く粘力があり、最高の風味があると評されます。妙高、黒姫、戸隠、木曽などが古くから産地として知られています。』
そしてこの浅間山山麓の一帯も「霧下地帯」として、ご自分の畑で栽培されている蕎麦を「霧下そば」と称されている様です。


注文は、全て席毎に置かれたタブレットから。或る意味“田舎”の個人店ですが、省人化なのか想像以上にデジタル化が進んでいます。
子供用にはそばがメインのキッズプレート(880円)もあり、加えて子供用に出し巻たまご、そして次女夫婦が大好きな馬刺し、そして蕎麦は婿殿が天ざる(2070円)、次女はくるみだれ(1570円。普通のそばつゆも付いてきます)、家内が鴨つけ(1970円。蕎麦湯用の小さな蕎麦ちょこと木のスプーンも別に提供されます)、私がざる(990円)。
こちらには大盛りは無く、婿殿と私が追加蕎麦(580円)を、娘がそのハーフ(380円)を注文しました。
こちらのざるは、陶器のお皿にスノコが敷かれています。ざる一枚は結構なボリューム。追加蕎麦も同じ分量とのことですので実質二枚。そのため最初食べられるか不安がありましたが、追加の蕎麦も茹でたてがサーブされるので蕎麦が伸びておらず、蕎麦自体が美味しかったこともあって、結局全部食べ切ることが出来ました(いつもは残しては申し訳ないと子供の分も食べ切るのですが、この日は量が多くてキッズプレートの蕎麦まではさすがに婿殿も食べ切れませんでした)。また他店の大盛りと比べると、女性には追加蕎麦一枚は少々多過ぎるので、情勢は追加のハーフサイズで十分かもしれません。
蕎麦は地元産の二八で、細打ちでコシがあります。ただ蕎麦の香りは余り感じられませんが、それは秋の新蕎麦を含め、最近はどこで食べても同じ印象です。また、これは全くの好みの問題なのですが、捏ねの水分量の加減なのか、個人的には蕎麦が少し固めで“コワイ”感じがしました

調理を担当されているのが店主の他に何人おられるのか分かりませんが、殆ど待たせずに次から次へと注文した品が運ばれて来ます。しかもタイミングをしっかり見計らって、先ずはキッズプレート、そして出し巻、更に馬刺しが来て、暫くしてからちゃんと我々に「そろそろお蕎麦もお出ししますか?」と確認してから、すぐにメインの蕎麦が運ばれて来ます。
そして、それぞれの食べる様子を観察しながらでしょう、追加の蕎麦もそれに合わせて茹でたてがサーブされます。しかも追加の蕎麦には、そばつゆと薬味は別に新たに提供(こんな良心的なお蕎麦屋さんは初めてでした!)。そしてくるみだれ蕎麦を頼んだ娘のハーフの追加蕎麦には、「くるみだれと普通のそばつゆの、どちらをお持ちしますか?」とわざわざ確認してから追加の薬味と一緒に持って来てくださるなど、全体的に非常に良心的でしかもわざとらしさが全く無く、スタッフの皆さんの極自然な振る舞いが感じられて、大いに感心しまた感動しました。

しかもテラス席が用意されているので、夏の季節は軽井沢らしく“ Dog Friendly ”にもなりますので、もしその時期に軽井沢にまた来られたら、今度は“裏八”の眺望も楽しみに、ワンコも一緒にランチに「地粉や」さんに来たいと思います。
(最初の1枚と最後の2枚以外の写真は、お店の紹介頁からお借りしました)
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