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この時期になると、プロ野球のマスターズリーグの話題が一部で盛り上がりますね。

マスターズリーグとは、元プロ野球選手が集まった真剣勝負の野球リーグですね。
毎年、懐かしい顔を見ることができて、プロ野球ファンには嬉しい企画です。

さて、そんなマスターズリーグで毎年注目されるのが、元ロッテの村田投手。
彼が注目される理由は、「直球が140キロ出るか?」ということですね。
村田選手は、現役時代ロッテのエースとして活躍し、生涯成績が215勝という大投手です。
そんな彼のこだわりが”ストレートの速さ”。

現役引退して現在59歳ですが、ハードなトレーニングを重ねて140キロのスピードボールを投げることに拘っています。

村田投手の現役最後の年の成績は、10勝8敗2S。
決して引退するような成績ではありません。
では、何故引退したのか?

そこに村田投手のプロとしての拘りがあったのです。
それは、「生涯先発完投」。
つまり、先発投手としてマウンドに上がる以上、最後まで投げぬくこと。
そして、それが体力的にできなくなったから引退。

現在のプロ野球では分業制が進み、先発完投する投手は少なくなってきました。
もちろん、それを否定するつもりは全くありません。

単純に、プロとしての自分の意思を貫く姿が格好いいと思ってしまうのです。
そして、その自分の意志を貫く為に最大限の努力をする。それこそがプロ魂と呼べるものなのではないでしょうか?

このことは、プロスポーツ選手だけの話ではなく、我々にだって、そうしたプロ魂というものは大切だと思います。

プロとしての拘りを持って、その意思を貫けるような努力をする。
どんな世界にも必要なことだと私は考えます。

ちなみに、今年の村田投手は、140キロ以上をマークしています。
現役のプロ野球選手でも、140キロ出ない選手はいますから、今でも、短いイニングなら現役として通用するのではないかと思ってしまいますが、それは無理な話。
だって、”先発完投”に拘っているから。
そして、現在の村田投手は140キロ以上のスピードボールを投げることに拘っていますが、140キロ以上でなくなったらマスターズリーグから引退すると言っているようです。