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いつものように、J-CASTニュースを見ていたら、タレントの中川翔子さんがニュースで、「死刑執行前日から執行終了までの生々しい録音」が流されたのを聞いて、床板が外れる音や、読経の声など「ここまで見せるか」という内容に強い衝撃を受けたらしい。
という記事がありました。

私は、そのニュースを見ていないので詳細については分かりませんが、確かにそこまでリアルな録音を視聴者に聞かせる意味があるだろうか?と思ってしまいます。
そのニュースがどのような趣旨(または目的)でそのようなものを流したのかは分かりません。
「死刑制度廃止を訴えたかったのか?」
「裁判員に死刑判決を出させるのは酷だ!」
何が言いたかったのでしょうねえ。

裁判員制度が開始されると、「死刑判決が増加する」のか?「死刑判決が減少する」のか?これもまた断定できるような話ではないですね。

昨日、注目の事件の判決が出されました。
東京都江東区のマンションで、2室隣の女性を自室に拉致し殺害、遺体を切断してトイレから流したとして殺人罪などに問われた星島貴徳被告(34)に対する判決です。
この裁判は、来る裁判員による裁判のシュミレーションとしても注目されていました。

そして、出された判決は「無期懲役」。
この裁判が裁判員によるものであったら、「死刑判決」が出されるのではないかという推測もされていましたから、「無期懲役」の判決に納得できない方もいらっしゃるのではないでしょうか?もちろん、遺族の方々にとっては最悪の結果です。
結局、裁判所は今まで通りのやり方で判決を出したと言えると思います。
つまり、殺害人数が一人の場合は死刑判決しない。っていう永山基準に沿った判決だったと言えます。

もし、私があの裁判の裁判員だったらどのような判決を下しただろうか?非常に難しい問題です。
遺族の方の気持ちを考えれば、何人殺したのかなんてどうでもいいこと。自分の最愛の家族が殺されれば、絶対に許すわけにはいきません。
しかし、死刑判決を下すという恐怖心に裁判員として耐えられるか?それもまた厳しい気がします。

そんな中での先述したニュースでの録音放送。
バットタイミングなのでは?と考えてしまいます。

マスコミですから、何か意図があってニュースを放送することは間違っていないとは思いますが、裁判員の判断を狂わすような報道は避けるべきであると私は思います。

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