カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 一昨年前まではポット苗で購入し、ハーブガーデンに植えたルッコラ。
その年は良い苗が無くひょろひょろで葉が収穫できず、花芽が出ても放っておいたのが偶然にも幸いし、昨年はその零れ種から発芽。これが思いの外しっかりした株に成長し、何度も収穫することが出来たので、昨年は意図的に花を咲かせて種を収穫し自分で育てることにして、今年4月にプランターに種を撒いて発芽させました。中には完熟していない種もあったのか、最初撒いた半分程度しか発芽しなかったため、再度種を撒き、順次ハーブガーデンに移植しました(プランターの写真で、大きなのが一回目に撒いた種から発芽したルッコラです)。

 我が家のハーブガーデンは一坪程の僅かなスペースですが、ここで食用のハーブを毎年育てています(過去、悪夢のミント類、そしてカモミールやセイジ、ローズマリーにオレガノなど色んな種類のハーブを育てましたが、結局好評だったのは食用ハーブのみ)。
ルッコラやバジルも今ではスーパーで売られていますが、ハウス栽培と比べて地植えで育てたものは味が濃く、美味しさは格別です。ルッコラはゴマ風味が増しますし、特にパセリは、サラダは勿論、スープやパスタに刻んで載せたりして食べないと勿体ないほどの美味しさです。付け合せにしか使えないような、スーパーで買うパセリと同じ種類とは思えません。    
 5月連休にハーブガーデンをマンノウ(万能鍬)で耕し、肥料を撒いておきました。これまでは自然に任せて全く何もしなかったのですが、毎年花壇の植え替えをお願いしている園芸店が、一昨年ハーブガーデンにも施肥をしてくれたようで、その結果、それまで二年目には花芽が伸びて使えず毎年新しく植え替えていたパセリの株が、二年目も元気に茂り、3年目の今年も青々とした葉を茂らせています(花芽が出たら、咲かせぬようにすぐに切り取ります)。また、ネギの仲間の多年草のチャイブ(和名はセイヨウアサツキ。刻んでビシソワーズに散らして、といった用法が代表的ですが、和風でも薬味ネギの代用として十分使えます。また、食用だけではなく、可愛らしいピンクのネギ坊主の花を付けますので、一輪挿し等での鑑賞用にもなります)も、何だか生き生きとしています。
窒素・リン酸・カリの三要素の重要性を、改めて認識した次第です。
 種を撒いた時期が違うので、5月末に最初の種から育った苗を、大きくなった株を先ず移植しました。
また、髭根の伸びたクレソンも、ここで水耕栽培用の砂を敷いたプランターに移植しました。