カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 長女が6月のMBA卒業を前に、声を掛けていただいている会社の代表者に合うために就活の一環として一時帰国。僅か数日の滞在とのことから、奥さまが会いに上京しました。その間、次女の所に滞在とのこと。
またこの時期恒例で、叔母が弘法山のお花見を兼ねて横浜から並柳の実家に帰省するのに併せて、母も一緒に泊まりで実家へ行って週末不在。
従って、今日はナナと二人(?)だけ・・・と思いきや、突然連絡があり、我が家に保管中の荷物の中から必要なモノを米国に持ちかえるために、急遽婿殿と車で帰省してくるとのこと(その車に家内も同乗して来る由)。
叔母たちが母を乗せて実家に向かったのと入れ違いで、娘たちがご帰宅。何でも、途中茅野の義父のお墓参りをして実家にも立ち寄って来たとのことで、それは何より。

 そして、その日の夜は和食と〆に蕎麦をご所望。
・・・ということは、所謂“蕎麦会席”でしょうか。松本市内にもお蕎麦屋さんは数々あれど、ちゃんとした会席料理となると数は非常に限られます。その少ない中から、中町の「草庵 座間」に決定(個人的には、全てにバランスの良い美ヶ原温泉の料理旅館「金宇館」を押したのですが、「金宇館」はまた皆で泊まりで利用した方が良いからと却下)。
「草庵」は創作和食の「天神」の姉妹店で、数年前に一階をカジュアルな「井(せい)」に改装し、二階を宴席用の「草庵」として営業しています。今回は、事前にコース料理と個室を予約。

会社に勤めていた頃は宴会で何度か利用しましたが、山菜や馬刺し渓流魚などの地元の食材や郷土料理、そして〆に手打ち蕎麦もあるので、どちらかと云うと、我が家では県外や海外からのお客様をもてなす時に来るお店です。
 先付に始まり、必ず出される大皿での前菜。但し食材は季節で多少異なりますが、この日はバイ貝、メギス、つくね、ソラマメ、生独活、合鴨ロースなど・・・。揚げ物で出されたフキノトウとタラの芽に稚鮎の天婦羅。そして焼き物で出された、筍の照り焼きとサワラが美味でした。
他に、椀物やお造り、そして煮物もありましたが、こちらは然程特徴無し(写真も撮らず、記憶にも残らず)。〆の食事として、この日の蕎麦は冷たいぶっかけ風の汁そば。最後にデザート(アイスだったような・・・奥さまへ)。
量的にも十分で、彼等も満足してくれました。良かった、良かった・・・。

 翌朝には荷物を積んで、その日のフライトに乗るべく帰京して行きましたが、イヤハヤ、何とも慌ただしい帰省でありました。