カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 我が家のワンコたち。コユキとクルミのどちらも、ブリーダーから不要犬として捨てられた保護犬です。
コユキは鳴かぬ様に声帯を切られてしまったことが原因で、気管が腫れて狭くなっているため呼吸に問題があって、来てすぐに過呼吸の様になって掛かり付けの動物病院でICUに入ったこともありました。これまでも二年おきくらいに都合三度気管を拡げる手術をしていますが、他には問題が無くて普通に歩けるので、マンションの床は全てフローリングですが入居時のままにしていました。それに、コユキが我が家に来てから6年で、この4月にはもう推定14歳になるオバアちゃん犬ということもあって、家ではソファの上に載って寝ていることの方が多いということもありますが・・・。
一方、昨年11月末に引き取った推定6歳のクルミは、左の後脚が骨折したまま何の手当もされずにブリーダーから放っておかれたために脚が曲がらないという障害があり、そのため後ろ脚を引きずってしか歩けないことからフローリングは滑り易いため、もし滑って脚に更に負担が掛かってこれ以上悪化をさせてはいけないので、クルミの脚のための防滑対策として床のフローリングにタイルカーペットを敷くことにしました。
 以前、長女が東京のマンションに居た時に豆柴のマイのためにペット用のタイルマットを使っていて、それは裏面が粘着性で剥がれず、もしオシッコなどの粗相をしてもその部分のタイルだけを剝いで何度でも洗える洗濯可能なタイプでしたので、そこで今回も長女が使っていたのと同じタイプのモノを通販で購入して、クルミの行動範囲内であるリビングから廊下、寝室までの間に敷いて、クルミが滑らない様に防滑対策をしました。

 11月末に我が家にやって来たクルミ。新しい環境に慣れるまでは怖がってクレートやペットベッドに居るだけでしたが、やがて慣れるに従って徐々に行動範囲も拡がり、活動も活発になってきました。
そして、朝起きて来た時や我々が外出から帰って来た時など、テンションが高い時は、推定6歳という若さもあってか結構な勢いで廊下やリビングなどを飛び跳ねて、それこそコユキよりもよっぽど速く室内を駆け回る様になりました。
そのため、タイルカーペットを敷いてからは滑ることも無く、見た目にもクルミも走り易い様な感じがしています。

 12月上旬にタイルカーペットをリビングに敷いてから、3ヶ月。
我が家のリビングは都市ガスの床暖房が入っていて、この冬の期間は、朝夕はタイマーで自動的にスイッチがONになるので暖かいのですが、起きてワンコたちとリビングに行ってから、併せて同じく都市ガスのファンヒーターも使っています。
外出から帰って来ると、カーペットにコユキが粗相をしていることがたまにあるのですが、その場合はその部分のタイルカーペットを剥がして洗います。ですので、その部分だけを剥がせるタイル式のカーペットは便利です。
 ところが、ここで問題が起こりました。
床暖房を使う様になって3ヶ月。汚れた部分のタイルカーペットを洗うために剥がすと、裏面の粘着部分が剥がれて床にくっ付いてしまっていて、床がベトベトになっているのです。
どうやら床暖房で暖められて、カーペットの粘着部分が融けてしまったのです。それも一枚や二枚ではなく、床暖房が入る部分(リビングを4分割に分けて床暖房を着けることが出来るので、ワンコたちが居るエリアを中心に床暖房を使用しています)のタイルカーペットは例外なく、殆どが融けて床にくっ付いてしまっていました。
そのベタベタした部分を剥がすのが、これが一苦労だったのです。結果、フローリングを傷めないか試してみた上で、家内と二人でシール剥がしの溶剤を使って床に付着した粘着部分をこそぎ取り、その後は絞った雑巾とティッシュペーパーでの乾拭きまで含め何度も何度も拭いて、数時間掛かって漸くキレイになりました(ホント、疲れた・・・)。

 こちらの不注意と言えばそれまでですが、まさかこんな風になるとは思ってもいませんでした。長女のいた麻布台のマンションは床暖房では無かったので、繰り返し洗って使っても粘着性は多少落ちてもこうはならなかったため、松本の我が家でも同じものをネット通販で購入していたのですが、床暖房には使用不可との注意書きは無かったのです(逆に床暖房で使用可能との表記もありませんでしたが・・・)。
 そこで、床暖房のフローリングでも使えるペット用のタイルマットを探すと、同じネット通販の中にもちゃんとあったのです。
もしかすると、探せば同じ様な商品が他にも幾つかあるのかもしれませんが、我が家で選んだのは、『サンコー置くだけ吸着マット』という商品。同じ30㎝×30㎝のカーペット状のタイルマットです。
この、「サンコー 置くだけ吸着マット」の謳い文句に依ると、
『撥水、アンモニア消臭、洗濯可能、吸着マット、カット可能。生地が薄いので、つまずきにくく、扉の開閉の妨げにもなりません。フローリングの汚れやキズを防ぎます。掃除機をかけても、裏面の吸着効果でめくれ上がることがないので、お掃除もラクラク。』
とのこと。
このマットはその名前の通り、フローリングに置くだけで独自の吸着素材が床にピタッと吸着してズレないのです。その理由は、目には見えない無数の気孔が上からの圧力で空気が抜けることで真空状態となり、「無数の吸盤ができたようにくっ付く」のだとか。従って、これまでの粘着性のマットとは異なります。
次の特徴は撥水加工です。
一度、目を離した間にコユキがタイルの上に粗相をしたのですが、或る程度時間が経っていたにも関わらず、撥水加工のためにオシッコがこれまでのタイルの様に沁み込まず、カーペットの表面上に浮いた様な状態になっていて、拭き取れて全くシミにはなっていませんでした。撥水加工の威力を納得しました。もしかすると、洗う回数により撥水機能は徐々に低下するかもしれませんが、その時はその部分のタイルだけを交換すれば良い。
更に、このタイルカーペットはカテキン入りでアンモニア消臭効果があることと、我が家にとって何より重要なのは、独自の吸着素材で真空状態となることで床に吸着するため、粘着性ではないことから床暖房に対応可能になっていることです。
そして有難いことに、こちらの求める機能からすると前の粘着性のマットより価格が高くても止むを得ないところですが、実際は一枚当たりの値段も粘着性のタイルマットと殆ど変わらなかったのです。
 ですので、今更ながら最初からこれを選んでいれば・・・という後悔はあるのですが、それは多少なりとも止むを得ずの“授業料”だったと得心した上で、我が家にとっては、このペット用「サンコー 置くだけ吸着マット」に変えて結果的に大正解の大満足でした。

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