カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>
今日は春分の日。“暑さ寒さも彼岸まで”・・・春のお彼岸を迎え、春の遅い信州松本にもそこかしこに春の雰囲気が感じられる様になりました。



(まだ梅の花が咲くには早い梢に 白い梅の花の様に白雲が掛かっている)
しかし“春告草”というと、上に記した和歌からも分かるように古来我が国では梅の花になるのだそうですが、個人的には“春色”というと何だか黄色をイメージしてしまいます。
調べてみると、春に黄色い花が多い理由は、冬眠明けのハエやアブなどの昆虫に、殺風景な早春の景色の中で黄色を強調し、受粉の手助け(虫媒花)をしてもらうためなのだそうです。黄色は春になって飛び始めたハエやアブなどの昆虫が敏感に反応する色であり、効率的に子孫を残すためのそれらの植物にとっての子孫を拡げ生存するための知恵なのです。
また寒さの残る景色(茶色やグレー)の中で黄色は目立ち、虫たちに花の場所をアピールし易いとも云われています(視認性)。

そうした春を代表する黄色い花の一つにタンポポがあります。それこそ季節になると、リンゴ園がタンポポで黄色の絨毯の様に染まります。
大分昔ですが、2009年にタンポポについてブログに書いたことがあった(第78話)ので、その部分のみ抜粋します。
『上述の女性ハーブ研究家の方が、昔(日本でハーブがブームになる遥か前)「食用タンポポ」を海外から取り寄せて植えて楽しみにしていたら、春生えてきたのは“そんじょそこら”のどこにでもある普通の西洋タンポポだったのだそうです。タンポポは仏語でピサンリ。英語ではダンディリオン(dandelion)。そのノコギリのような葉から「ライオンの歯」を意味する仏語に由来とか・・・。
西洋タンポポって、ヨーロッパでは古くからの食用ハーブだってご存知ですか?
作庭に際して熟読したある女性ハーブ研究家(注記)の方の記述に寄れば、早春のパリの青空市場に大量に積まれ、パリっ子にとっては待ち望んだ「春告げ」野菜?なのだそうです(生のままサラダで食べて、毎日どんより曇った暗い冬が去って明るい春が来たことを実感するのだとか)我家のリンゴ園にもいくらでもあるので、以前、本に記載されていたお薦めレシピ(確か、生の葉を固ゆで卵の黄身をほぐしたものと絡ませ、細かく切ったベーコンをオリーブオイルでカリカリになるまで炒めてタンポポの葉にかけるだけ)に沿って試してみましたが、以降、家族からのリクエストは無し・・・。
【注記】 広田セイ子女史(セイは偏が「青」の旧字体に右側の「つくり」が「見」)。わが国のハーブ研究のパイオニアだそうです。女史の著作『香りの花束・・・ハーブと暮らし』(84年初版)の文庫版(92年講談社刊)のから引用。この本は、カラー写真入りのハーブのリスト、栽培方法やレシピなどもあってハーブガーデン作庭の際に大変重宝しました。 』
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