カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 その日は奥さまのお帰りが遅くなるとのことで、代わって私メが夕食当番。
「冷蔵庫の残りモノを使って、何か作っておいて!」とのご用命で、買ってあったナス5本を発見!(決して他に何も無い訳ではなく、例えば冷凍食品は“チン!”するだけで面白くないし、白菜やネギ、シイタケがあっても肉が無いため鍋も無理で、他の食材利用を断念。なお動物性タンパク質では、犬たちにドッグフードと一緒に毎回蒸してあげているササミの予備のパックがありましたが、チロルとナナに恨まれそうで・・・)。それに、その日は強制適用休肝日でしたので、酒の肴も不要故、とにかく簡単に済ませます。

 そう言えば、以前成田のショッピングモールの中華料理屋さん「紅虎」(関東中心に展開するチェーン店とか)で食べて、まるでシンガポールの屋台で時々食べたクレイポット(土鍋料理)そっくりで感動した「ナスと豚肉炒めの餡かけ丼」(第476話)の味を、我が家で再現した「ナスと豚肉のオイスターソース炒め」(第477話)もありましたが、一手間(水溶き片栗粉でとろみ付け)面倒臭い(と言うよりも、先ず片栗粉がどこにあるか探さないといけない)し、豚肉も無かったので、簡単にナスを炒めて焼肉のタレ(我が家の常備は牛角の市販用醤油ダレ)で絡めるだけにしました。謂わば焼肉丼ならぬ“焼きナス丼”でしょうか。

 ナスを切って(斜め輪切り或いは縦どちらでも)、良く油を吸うので、フライパンにサラダオイル(胡麻油の方が香ばしいかな?とも思いましたが、残量が足りなさそうだったので)をたっぷりと入れて熱し、しんなりするまで両面を炒めます。その後で、タレもご飯に掛けられるように、ちょっと多めに入れてさっと炒めて完成。ご飯の上に並べて、お好みで七味と冷蔵庫にあった刻みねぎを散らして頂きます。3人前用にナス3本。残りは、しっかりと煮干で出汁を採って、我が家定番の丸正の二年味噌での味噌汁に。漬物も偶然ナスの浅漬けだったので、戻った奥さま曰く「今日は、ナス尽くしだね!」とか。
材料費(最盛期だと、ナス5本で150円程度)だけなら一人50円!でしょうか(本当は豚バラとかあれば良かったのですが)。でもナスは油との相性も良く、ナスにタレもしっかり絡んで大変美味しくいただき、殊の外(作業工数からすれば)好評でした。なお奥さまの判定は、「(牛角の)焼肉用のタレの味がイイからネ!」。
(写真は先日二回目に作った“焼きナス丼”。今回は、ご飯の上に千切りキャベツを敷いて、ナスと豚小間肉も一緒に炒めて載せてあります)