カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 奥さまが、タイ米(ジャスミン米)が古くなってしまうとの仰せ。
そこで、タイ風グリーンカレー(何度かご紹介した我が家の定番、ヤマモリのグリーンカレーは本場タイ並みの美味しさです)は最近も何度か作っていましたから、ホンジャマと、久し振りにシンガポール・チキンライス(海南鶏飯:ハイナン・チーファン)を作ってみることにしました。
そして週末の食料品の買い出しの時に、鶏のモモと胸肉を両方一枚ずつチキンライス用に買って来ました。

 シンガポール・チキンライスはこれまで奥さまが作っていましたが、この日家内は出掛ける予定があるとのことから、ホンジャマと、私メが作ることになりました。
家内からレシピを聞いて、彼女が帰宅してからタイ米は炊いてもらうべく、それまでにチキンを作っておくことにしました。我が家では、両方試した結果の出来栄えに差が無かったので、鶏肉は炊飯器で蒸すのではなく茹で鶏で作ります。

家内の戻る予定時刻に合わせて、先ずは鍋にたっぷりのお湯を沸かし、鶏肉と何枚かスライスした生姜と長ネギの青い部分を一緒に入れて、弱火でコトコト煮ること一時間。その間、チキンライスの付け合わせとなるキュウリとコリアンダー(香菜:シャンツァイ、タイ語でパクチー)をそれぞれ家庭菜園とハーブガーデンから採って来て、漬けダレに使う生姜をたっぷりとすりおろし、レタスもちぎって準備万端。
奥さまが戻り、タイ米をチキンの茹で汁で炊いて、チキンをスライスして完成です。
漬けダレは以前東京の田町だったか、シンガポール料理店で購入したチキンライス専用のダーク・ソイソースとチリソースにそれぞれお好みですりおろし生姜をたっぷり添えていただきます。しっかりとコリアンダーが現地の味を醸し出します。そして肝心のチキンは、やっぱり胸肉よりもモモ肉の方がジューシーで美味でした。残った茹で汁は醤油で味を調えて、中華風スープでいただきました。
 それにしても久し振りのタイ米のジャスミン米が何とも美味。ホント、旨いなぁ・・・。匂いも何とも言えません。90年ころだったか、シンガポール駐在中に、日本のコメ不足の際に緊急輸入したインディカ種のタイ米をジャポニカ種と混ぜて炊いて大不評だったと聞きましたが、“然もありなん!”で当然です。信じられませんでしたが、性質の違う二つのコメを混ぜて美味しい訳が無い!
シンガポール・チキンライスやインドカリーは勿論、炒飯や東南アジア風のぶっかけ飯にも、粘り気のある日本米よりもむしろパサパサしたタイ米の方が良く合います。
 以前はネットで購入したタイ米ですが、今では松本にも島内にタイ人の奥さまが調理されているレストランに併設されてタイの食材店があり、そこでいつでもジャスミン米が入手出来るのは本当に有難い限りです。