カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 年に一度の七夕の逢瀬の天の川を見ることも無く、西日本を襲った記録的豪雨災害。先ず以って、亡くなられた方々、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 しかし、いくら異常な豪雨とはいえ、突然の地震や火山噴火ではない、ある程度時間の蓄積による降雨量での被害に、同じ“災害列島”に暮らす日本人の一人として何故?という思いをどうしても拭い去ることが出来ません。

 昔、鹿児島で台風でのシラス台地の大規模な土砂崩れ(“シラス災害”)だったか、鹿児島出身の職場の後輩にお見舞いの言葉を伝えたところ、彼曰く、
 「昔から鹿児島に住んでいる人は、もろいシラス台地になんか絶対に家を
 建てなかったんです。だから分かっていながら、最近の無理な宅地開発
 の結果起きた人災です。古くから住んでいる地元の人は、そんな場所に
 誰も家を建ててはいませんから!」
彼の実家や親戚の方々には何も被害は無かったそうですが、出身者として地元鹿児島で起こった災害に、吐き捨てるように、でも悲しそうに話してくれました。

 今回一番被害の大きかった広島県。その中で土石流に襲われた広島市安佐北区は、4年前にも同じ様な水害で大きな被害を受けています。いくら記録的豪雨とはいえ、何故また?・・・。開発された宅地を購入し家を建てて住んでいた住民の方々は、本当にやり切れない思いで一杯だと思います。
だからこそ、天災ではなく人災ではないのか!?・・・。悲惨な被害の状況を伝えるTV画面を見ながら、例え被災者で無くとも、そんな思いを拭い去ることが出来ませんでした。

 改めて、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げる次第です。