カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 “中高年も肉を食え!”ということで、以前ご紹介したイワタニ産業製の焼肉専用のカセットコンロタイプの“カセットガス・スモークレス焼肉グリル”「やきまる」購入以降、“スモークレス”の謳い文句通りに、驚くほど実際に煙の発生が無いこともあって、自宅で焼肉をする機会が想像以上に増えました(「やきまる」の使用レビューは、第1336話を参照ください)。
以前下呂に行った際に現地で購入して来たブランド牛である「飛騨牛」は確かに美味しくて、すき焼きやしゃぶしゃぶでは脂の甘味が感じられ「さすがは飛騨牛!」と感激したのですが、焼肉では逆にそのサシの多さが我々には脂っぽ過ぎて胃がモタレてしまい、思いの外食べられませんでした。従って、一度にそれほどの量を食べる訳でもない我々中高年にとっては、サシの少ない肉の方が胃モタレせずにむしろ好ましく感じられました。
幸い、「やきまる」購入と期を同じくして、いつも週末にまとめ買いをする地元スーパーにニュージーランド産ではありましたが、シンガポール時代にいつも購入して慣れ親しんだGrain-fed (穀物飼育)ビーフ(シンガポールではUSBビーフでしたが)が肉売り場に並ぶようになり、またイオンモールでは自社飼育のタスマニアビーフやイベリコ豚が買えるので、併せて柔らかなラムも必ず購入し、高価な黒毛和牛でなくても十分美味しく且つ頻繁に(多い時は月に二三度も)焼肉が自宅で楽しめるようになりました。

 一年間使ってみて、表面のフッ素加工の劣化か、煙というよりも使用後の匂いが気になる(翌朝まで室内に残っている)ようになりました(勿論、使用中は常時換気扇を回しておくことが必須)。
このプレートは交換部品として購入出来るので、調べてみると通販で2000円弱しています。購入したホームセンターに確認すると、メーカーからの取り寄せで2206円とのこと。因みに、製造元でも通販サイトがありプレート価格そのものは1260円でしたが、会員にならないといけませんし、送料は別とのこと。宅配便でも送料が1000円近く掛かることを思えば(ホームセンターでの取り寄せも同様ですが)、恐らく2千円前後にはなるだろうと思います。であれば家内がプライム会員で送料は掛からないため通販の方が安いので、結局通販で1980円で購入しました。
因みに、イワタニではカセットコンロ用に「やきまる」同様の形状の焼肉用プレートを大小2種類販売していて、これだと最安値は1200円位から通販で購入可能ですし、ホームセンターでも1500~1700円程度で販売されていました。
しかし、「やきまる」の煙の出ないポイントは、商品レビューに拠ると・・・、『煙が出ない秘密は「温度」と「脂の通り道」にあり、一つめの「温度」の秘密は、肉の脂が煙を出さず、かつ肉がおいしく焼けるという210℃~250℃にプレートの温度をキープすること。そして、「脂の通り道」では、その名の通り、肉から流れ出た脂をプレートに溜めない仕組み。焼肉プレートは中央がわずかに盛り上がった形状で、プレート上の脂がスムースに流れるよう放射線状の溝が掘られています。さらに、プレート外周部にはスリットがあり、流れた脂が自然に下に落ちるため、肉の脂が炎に当たることがなく、煙も立たないというわけです。ちなみに、スリットの下には脂を受ける「水皿」があるので、落ちた脂がこれ以上加熱されることはありません。』とのこと。
従って、別売りの焼肉プレートを購入しても、「脂の通り道」や「水皿」は同じ形状であれば効果は期待出来ます(ホットプレート等で焼くよりは煙発生は少ない筈)が、もう一つのポイントである210°~250℃の低温でキープする「温度」管理は、同じイワタニ製のカセットコンロでは「やきまる」の様に低温管理が自動的には出来ないので、自分で一度計測して炎の大きさを管理出来れば良いのですが、「やきまる」で自動的に管理した方が遥かに楽。従って、多少高くても「やきまる」専用のプレートを購入して交換した方が良いと思います(炎の大きさによって発生する熱量とプレートと炎との間隔が結構離れているのが「やきまる」のポイントだと思います。多分、他のコンロだと炎が大きく、またプレートとの間隔が近いので、温度が高くなり過ぎて煙が発生するのではないかと思います)。

 プレート交換で「やきまる」は新品同様になりました。これで煙や匂いを気にせずに、自宅での焼肉がまた一年間楽しめます。
「さて、今夜も“肉を食う”かな・・・?」

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