カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 行動制限の無い三年振りの夏休みの旅行や故郷への帰省、またOMFの音楽祭などのイベントもあり、松本市内も夏休みの間、多くの観光客や登山客などの人出がありました。
そうした都会から地方への人の移動で、当然のこと乍ら、東京の感染者数は減って地方が増えるという結果になりました。長野県もお盆休みが過ぎて過去最多の感染者数を更新する日々が続きました。但し、もし重症者数が増えないのであれば、“With コロナ”として従来のインフルエンザと同じ様に考えていかないといけないのかもしれません。ただ、今の様に年中次々と変異を繰り返すのではなく、或る程度季節性が無いと予防する気持ちも維持できない様にも思いますが・・・。

 さて、そうした中では、なかなか外食でどこかに食べに行くというのも躊躇せざるを得ず、人が減るまでは自宅での食事が中心とならざるを得ません。嫌いでは無いので、料理を作るのは苦では無いのですが、そうは言っても時には気分転換で外食もしたいもの。そこで助かるのはテイクアウトメニューです。勿論、選択肢の幅も宅配の至便さも都会とは比べるべくもありませんが、全国展開をしている外食チェーンが松本にもありますし、またその地域に特化したローカルフードも無い訳ではありません。それぞれの飲食店が自分の店の出来る範囲の中での工夫をしています。
 そんな地元グルメの中でのお薦めは、家内が小さなころから家族で通った諏訪発祥の中華料理チェーンである「テンホウ」(第1481話参照)のギョウザ。謂わば「餃子の王将」の信州版です。

「テンホウ」のギョウザはスパイスの八角が効いた独特の味付けで、慣れるとクセになります。中南信(諏訪松本エリア)を中心に展開しているのですが、地元民にとっては「王将」より有名で、中には全国チェーンと思っている人もいるとか・・・。店舗によって異なりますが、松本市内の店舗は第二第四土曜日にギョウザが半額(ナント、焼き餃子が一人前6個で240円が140円、冷凍は120円)となるので、特に冷凍餃子はその日に食べなくても冷凍室に常備菜的にストックしておけば、例えば買い物に行く時間が無くて何もない日など、いつでも好きな時に食べることが出来るのでとても重宝しています(写真は店内飲食時の焼き餃子と個人的に好きな“皿うどん”です)。
 もう一つは、大町が発祥の地の「松本からあげセンター」。
全国からあげグランプリで金賞を何度か受賞しているそうですが、それぞれ出店先の地名を付けていますので、例えば上田駅の駅ビル内店舗は「上田からあげセンター」ですが、県内外に8店舗とか。
松本には3店舗あって、我々は一番近い駅ビル内の店(改札の上階、4階のレストランフロア)から時々テイクアウトで、いつもからあげミックス(1300円)を購入しています。これは、普通のからあげとタレ、それと松本B級グルメであるローカルフードの“山賊焼き”の詰め合わせで、からあげはジューシーなモモ肉とムネ肉(結構しっとりしています)が普通のからあげとタレの両方合わせて5個入っていて、家内と二人では食べきれないくらいのボリュームがありますので、大食いの方でも十分ではないかと思います。注文してから揚げてくれるので(そのため10分程待ちますが)、熱々なのも嬉しい点。
またテイクアウト用のお弁当も色んな種類があり、良く松本を知っている(であろう)“山ガール”の登山者の方が、帰りのあずさ車内での駅弁代わりにお弁当を購入されていました。
ですので、レストラン内での飲食は勿論ですが、我々地元民のテイクアウト向けだけではなく、松本に来られる登山者や観光客の皆さんの駅弁代わりにもお薦めかもしれません。お試しあれ!