カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 パートワーク形式と呼ばれる所謂“分冊百科”。TVCMなどを見て、面白そうだと興味関心をそそられる企画も無くはないのですが、これまで買い揃えたのは一度だけ。内容を見て、これは絶対にお買い得と感じた小学館の「クラシック・プレミアム」全50巻でした(第830話)。高音質のSHM‐CDが毎号付いて1200円(税別。創刊号は800円)。買いそびれてはいけないので、一括予約して小学館から毎号送ってもらっていました。音源は40年以上前のモノも多かったのですが、殆どが私の学生頃に評判となった歴史的名盤で、それがSuper High Materialという高音質CDで蘇ったので、本当に買い揃えて良かったと今でも満足しています。
 最近TVCMなどで目にした、分冊百科大手デアゴスティーニ社のジャズのブルーノートの名盤を揃えた「ベスト・ジャズ・コレクション」。
調べてみると、以前発刊された内容の高音質版の様です。創刊号がマイルス・デイビスで490円(税込み)。以降、分冊百科の常道で1590円とのこと。全何巻かは不明ながら、中には興味ある演奏家もいそうなので、高音質なら何枚かは買っても良いかと思い、取り敢えず創刊号のマイルス・デイビスを本屋さんで購入してみました。
TVのビフォアアフター的に言わせてもらうならば、「何ということでしょう!!」
付属の(と言ってもマガジンの内容などいくらでもネットで集められる情報ですので、本来こちらがメインである筈の)高音質CDに録音されている曲が全5曲で合計が僅か31分・・・。これってあり得ますか!?これじゃ、まるで詐欺じゃないでしょうか!?
確かに、良く広告を見ると、収録曲は5曲しか記載されていません。最初からちゃんと記載済み・・・ということなのでしょう。しかし、常識として通常70分を超えるCD一枚の収録時間が、いくら高音質とはいえたったの30分などと誰が思うのでしょうか?先述の小学館の「クラシック・プレミアム」も高音質を謳いっていますが、50巻全て70分以上です。ですので「してやられた!」・・・と思ったのは私だけ???いずれにせよ、もう買うことは無いでしょう。もし欲しかったら、別にデアゴスティーニの分冊百科ではなく、普通に販売されているフルサイズのCDを買えばイイだけですから・・・。