カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 寒い冬だからこそのイベント、「松本城氷彫フェスティバル」が1月末の週末、27日~29日に松本城公園を中心に行われました。
また、12月のXmasシーズンから2月末まで、松本城のレーザーマッピングと大名町や女鳥羽川の千歳橋などの街中のイルミネーションが併せて行われていたのですが、イルミネーションと松本城のレーザーマッピングは今までも行こう行こうと言いながら、年寄り故の早めの夕食でお酒も飲んでしまうと、「今日はもうエエわ・・・」と出るのが億劫になり、結局これまで一度も見に行っていませんでした。

 今年の冬、松本の冬の風物詩『国宝松本城氷彫フェスティバル』が開催され、メイン会場となる松本城公園では、「全国氷彫コンクール」も行われ、全国屈指の腕利きの選手の皆さんが28日の夕刻5時から翌29日の朝5時までの12時間の制限時間に、夜を徹して氷像を制作します。
そして、この作品制作中は氷の彫刻と国宝松本城レーザーマッピングを同時に楽しむことが出来るので、寒波襲来の寒い日でしたが重い腰を上げて、今シーズン初めての松本城のレーザーマッピングと、併せて氷彫の様子も見に自宅から歩いて松本城へ出掛けてみました。
松本城のレーザーマッピングは18時開始で、黒と白の複合連結式五層六階の天守閣と石垣、そしてお堀の水面に映し出されるレーザー光線の光と音が織りなす幻想的な15分間。地元民だけではなく観光客の皆さんも含め、結構たくさんの人出で、皆さん寒い中で繰り広げられるショーを楽しんでいました。またお堀端ではコンクールに向けた氷彫作業も行われていて、ローカルTVの生放送中継で、女性レポーターが作業をしている人にインタビューもされていました。
 翌朝、せっかくですので10時過ぎに松本城までコンクールの氷彫を見に行ってみました。好天に恵まれて真っ青な空の下、寒波のおかげで氷点下で日中もまだ溶けておらず、氷は透明感を保ったまま陽光にキラキラ水晶の様に輝いています。既に朝行われた審査で金銀銅や特別賞といった各賞の結果が表示されていて、金賞は高輪プリンスホテルのメンバー2名の方の作品とのこと。
きっと高級ホテルではボールルームでのパーティーやイベントなどで、飾りでの氷彫をする機会も多いのでしょう。会場には他にも見事な氷彫が並んでいました。昨夜より観光の方々か人出も多く、寒い信州だからこそ行われる真冬のイベントに、皆さん思い思いに楽しんでおられました。