カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 15年以上、奥さまが大切に育てている蘭のシンビジウム。
昨年は数年ぶりに全部の鉢が、しかもたくさんの花芽を付けて咲いてくれたのですが(第1830話参照)、株が増えすぎて鉢が狭くなってしまって、それに鉢が耐え切れずにひび割れが入って来ていたり、或いは枯れた株も出てきていたので、昨年花が咲き終わった後、一戸建ての頃に毎年庭のメンテナンスを年二回お願いしていた園芸店の同級生の経営するナカツタヤに頼んで、増えすぎた株と鉢の更新をお願いしました。
 株には寿命があり、花を何年か咲かせると、その株は寿命を終えて新しい株にバトンタッチして行きながら全体に成長していくそうなのですが、将来を見越して古い株を取って新しい株を残して、全体をダウンサイズしていただくことにしました。
その結果素人目には「やり過ぎでは?」と思えるほど大分スッキリしたので、来年は花は咲かないだろうと思っていました。特に毎年ではなく数年に一度花を付けるミルキーウェイと名付けられたシンビジウムは、昨年は5本も花芽が付いたので、新しい鉢に馴染んで成長するまで、今まで以上に当分は咲かないだろうと思っていました。

        (写真はたくさんの花が咲いた昨年のシンビジウムです)
 シンビジウムは例年だと12月前後に花芽が顔を出し、12月末から1月くらいに咲き始め、昨年は特に長くて6月近くまで咲いていました。
昨年もブログに書いた様に、東京で開催される「世界らん展」に毎年ブースを出展するという華道家の假屋崎省吾氏が、『一般的に蘭は高価というイメージがあるが、咲いている期間がとても長いので、その期間の日数で割れば、花が楽しめる一日当たりのコストで考えると、むしろ他の花よりも安くなる位コスパが良い!』と仰っておられたのですが、まさにその通りなのです。

(それぞれ、花芽が伸びて来た1月末の様子。そして開花した2月7日のミルキーウェイとほころびかけた2月19日のシンビジウム)
 さて、今年は花は咲かないだろうと半ば諦めていたシンビジウムでしたが、それぞれ僅か一本ではありましたが、二鉢から花芽が出て来たのです。
そして、3月になって花を立派に咲かせてくれました。しかもミルキーウェイはたった一輪ですが、しっかりと咲いてくれました。
     (開花した2月21日と満開になった3月18日のシンビジウム)
3鉢ともたくさん咲いてくれた昨年と比べると寂しい限りですが、今年の花は諦めていたので、例え一本、僅か一輪とはいえ本当に嬉しく感動モノでした。
【追記】
一輪だと思っていた「ミルキーウェイ」。それが、また別の花芽が伸びて来て、5月に二輪の蕾を付けてくれました。ガンバレ、ガンバレ!季節外れの花が咲くのを待って日々声を掛けて応援した結果、5月15日に二輪とも見事に咲いてくれました。因みに、最初の一輪はさすがに盛りは過ぎたものの、まだ枯れずに咲いています。
(遅れて出て来た5月6日のミルキーウェイの花芽と二輪とも開花した5月15日の様子)

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