カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 先週末に終日塩尻へ外出し、夕刻松本駅で家内と待ち合わせ。少し時間があったので、開店後初めて丸善へ行ってみました。

 勤務地が変わり、電車から車通勤となったので、通勤途中に本を読めなくなったことから久し振りの本屋さんです。しかも、電車通勤の時も駅ビル内に書店があったので、駅から少し離れた(と言っても徒歩数分ですが)丸善に入るのは恥ずかしながら開店後初めてです。 
以前地元デパートの別館だったビルに入る丸善書店の松本店は、3フロアを使った県下最大規模という大型書店なので、文庫本だけでも結構広いスペースがあり、そこでまとめて3冊文庫本を購入しました。

 レジで、いつものようにブックカバーを付けてもらいました。そのブックカバーを見て思わず、
「おぉ、懐かしいなぁ!」

 学生時代以来、30年振りでした。
京都での学生時代、本を買うと言えば、河原町三条から四条に掛けての駸々堂か丸善でした。
一応法学部でしたので、法律の専門書はどちらかと言うと丸善で購入する方が多かったように記憶しています。さすれば文庫本などは駸々堂だったでしょうか?(レコードは専ら駸々堂の新京極店だった筈)。

 松本は“学都”とか文化都市と言いながら、その名が泣くかのように、老舗の書店が幾つも閉店してしまいましたが、“学生の街”である京都なら、きっとそんなことは無いでしょうね。家に帰って暫し思い出にふけりながら、その懐かしい丸善のブックカバーをしげしげと眺めてみると、京都店もちゃんと載っていましたから(でも松本店の記載が無いので、最新では無く、デザインを変えていないのかも・・・)。

 単なるブックカバー・・・と言ってしまえばそれまでですが、そんな一枚のブックカバーにも、思いがけず、忘れていた“昔”を思い出させてくれる“パワー”がありました。