カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 数年前、下の娘が「これ、イイ曲だよネ!」と言って“食い入るように”聴いていた坂本冬実の「また君に恋してる」。それに影響されて、カバー曲集のCD「Love Songs」を借りて聴いて思ったこと。
「あぁ、ふきのとうの“春雷”もカバーしてくれないかなぁ・・・」

 70年代後半の学生時代、フォークブームの中で、特にアコースティックサウンドが好きで、LPを買って聴いたフォークグループ。
かぐやひめ、赤い鳥、アリス、人数を増やしてロック色を強める前のオフコースや初期の頃のチューリップ・・・。
そんな中でも、とりわけ好きだったのが、山本康世・細坪基佳によるフォークデュオ「ふきのとう」でした。

 先日、数ヶ月ぶりに東京へ出張した帰り、“あずさ”で夜広丘駅を通過する前、何気なく外を見ていたら、ライトアップされた「風待茶房」という店?の看板がさっと目に飛び込んできました。
「ん?風待茶房って・・・!」
ふきのとうの3枚目だったでしょうか、「風街茶房」と名付けられたLPは、ネーミングの良さと収録されている曲も良くて、それこそ擦り切れるほど聴いたものです(結婚後は、奥様の趣味に合わず、奥様も好きだったオフコース主体になり、シンガポールから帰任してみると、ふきのとうは解散していました)。

 細坪さんの透明なリードボーカルと山本さんとの二人の優しいハーモニーとアコースティックサウンド。
「白い冬」や「春雷」、「やさしさとして想い出として」とか、山本さんの曲を中心に、それなりにヒットした曲もありましたが、大ヒットではなく、フォークブームの中でも云わば“知る人ぞ知る”的な、しかもその「知る」人もそれ程多くはない、でも個人的には本当に大好きなグループでした。
他にも好きだった「風の船(海よりも深く・・・)」や「初恋」など、当時若く揺れる心に静かに染み入るような曲がたくさんありました。特にメロディーラインが素晴らしい。個人的には、「白い冬」のような短調よりも、「やさしさとして想い出として」のように長調の曲の方が、仮に失恋などの切なさを歌った曲であっても、暗くなりすぎず、また女々しくなり過ぎずに良かった気がします。一人下宿で落ち込んでいる時など、いじらしいほどの優しさに惹かれたものでした。

 探してみると、「風待茶房」の他にも「D.S(ダルセーニョ)」などLP4枚と、「金色の森・銀色の風」のCDがありました。メランコリックな秋にピッタリです。

 だからこそ、色の合うであろう坂本冬実さんに(「Love SongsⅡ」では「白い冬」をカバーしましたが、「春雷」も)是非カバーして、「ふきととう」の存在を改めて世の中に知らしめて欲しいのですが。そして出来れば、たった一度であれ再結成して・・・。無理かなぁ・・・。
【追記】
この記事を書くために、レコードプレーヤーの調子が悪くLPが聴けないので、ベスト版のCDを借りてきました。しかし、レンタルショップに、ふきのとうのCDは、それ1枚しか無かった・・・トホホ。
久し振りに聴いていると、奥様が「懐かしい・・・。昔良く聴いた(聴かされた?)よねー!」とのこと。そうでしたっけ?でもその内に、「やっぱり、冗長!軟弱!」となって消された次第。