カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 庭の一角、道路沿いの“雑木林風ガーデン”の樹下で、ポテンチュラのグランドカバーの中に植えて、家内が丹精している色とりどりのクリスマスローズ。

最初10株程度だったのが、定期的に植栽変更などの世話をしていただいている園芸店から売れ残りの鉢を安く譲っていただいて植えたり、「こぼれ種」で自然に増えたりして、もう30株ほどにもなっているかもしれません。
今年も、早春に見事な花を咲かせています。白、黄色、赤、ピンク、黒紫、そして一重、八重・・・。咲き終わると、やがてどの色の花も花弁が緑色に変わりますが、これがまた別の趣があります。
(掲載した写真は、3月30日撮影時点での花の様子です)    
 3月中旬に、冬の間に枯れた葉を全部刈り取り、花芽だけにしたので、余計に鮮やかに感じます。花の咲いた後で、今度は葉が出てくるので大丈夫なのだとか。また今年も「こぼれ種」でたくさんの新芽が出てきています。
道路沿いなので、ご近所の方も我が家のクリスマスローズが咲くのを毎年楽しみにしていただいているようですし、また庭や鉢植えなどでご自身でも植えられている方も増え、時々その育て方を先輩格の家内に聞かれてもいるようです。
 暫くの間、道行く人も含めて目を楽しませてくれそうです。

 さて、この3日に松本城外堀北側の観察木の桜が綻び、開花宣言が出されたそうです。平年より1週間、昨年より13日早く、過去10年間で3番目に早い開花だとか。今年の松本は、まだ咲いている梅とこれから満開を迎えるヒガンザクラも合わせて、正に百花繚乱の趣でしょうか。(4日朝の母屋横のヒガンザクラの様子。市内よりは高台ですが、5部咲きといったとこころ)
松本城には320本の桜があり、開化から3日後から8日間ですので、6日から13日までの夕刻5時半から夜9時まで、「松本城夜桜会」として、お堀端などのライトアップが行われます。その間、本丸庭園も無料開放され、園内ではお茶席が設けられ、月見櫓での邦楽演奏などが今年も行われるそうです。
その夜桜も風情がありますが、昼間、残雪を頂く北アルプスとモノトーンの“烏城”をバックに咲く桜との共演は、“北アルプスの城下町”松本でしか見られない早春の風景です。

 信州松本は、『山高く 水清くして 風光る』(平林荘子)候を迎えます。

(・・・と言いつつ、会社のメンバーからは「松本城より、上田城の“千本桜”の方が絶対にスゴイですから!」と薦められたので、今年の桜祭りは初音ミクがシンボル・キャラクターだそうですし、機会があれば少々浮気をしてみようかと思います。その上田城の桜も、仲良く同じ3日に開花宣言が出されたとか・・・)
【追記】
この3日の水曜日に開化したと思ったら、その後の暖かさであっという間に満開になってしまいました。松本城は、13日まで夜桜会でお堀に沿ってライトアップがされていますが、それまで花はもつのでしょうか。
同じ3日に開化した上田城は8日にはもう散り始めたとか。5日にその上田で飲み会があり、二次会が終った後に皆で上田城へ。さすがにライトアップは終っていて真っ暗。門の横に咲いていたシダレザクラを、皆で携帯の画面で照らしながら順番に撮影しました。
高遠も、松本城も既に満開とか。花の命は・・・とは云うものの、今年は短いですね。でもここで花冷えか、今週は最低気温が零度近くまで冷え込んでいますので、一日でも長く咲いていて欲しいと思います。