カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 期待はともかく、(アルガルベ杯での9位惨敗もあって)下馬評はそれほど高くなかったなでしこジャパン。
結果、W杯とオリンピックを含め(世界大会での)三大会連続での決勝進出。
これは、正に快挙としか言いようがありません(前回大会の優勝は、大震災で打ちひしがれた日本へくれた、サッカーの神様の配剤だと勝手に信じています。そうでなければ、あの澤選手の神憑り的な背面へのシュートは説明できません。しかし、W杯決勝進出だけでも物凄いコト!ですから。ただ、マネジメント的に見ると、PK戦直前に選手たちに笑顔を出させたことは、チームビルドとして素晴らしい。同点にショックを受けた上に、PK戦突入で更にプレッシャーに包まれた相手チームに対し、そこで勝負あったと思います)。
期待値の高さ、下馬評で言えば、サムライジャパンへの前回男子W杯でのそれ(一次リーグは当然突破し、あわよくばベスト8進出)は、前評判も良かっただけに、少なくとも同じか、寧ろそれ以上?だった筈。
片や、鮮やかに先行しながら、その後逆転されると、なす術なく終了の笛を聞いたゲームを見せられ、片や開始早々に4点取られても、鼓舞し合い、必至に走り抜き、決して諦めぬその姿に、結果はともあれ、励まされ、勇気をもらった人(国民)は多かっただろうと思います。
勿論、ロンドン五輪でのリベンジを合言葉にしてきた選手たちの挫折感、悔しさは、我々の想像以上でしょう。しかし、結果として負けは負けであり、そこに運だけでは片付けられない、要因、敗因はある筈なので、次へ向けた対策・分析はチーム自身や専門家に委ねるとして、企業組織の一員として考えたのは、サムライとなでしこの組織・チームとしての(結果の)差は一体何故だったのだろう・・・ということでした。

 監督やスタッフの手腕は当然(結果が全て)として、宮間(以下敬称略)の冷静なゲームメイキングとキャプテンシー。澤のリーダーシップ。大儀見の求道者の様な飽くなき向上心・・・。高い技術に裏付けられた選手各自の能力と日々の鍛錬と、チームとしての結束力。それを、結果として更にモチベートした安藤の自己犠牲。そして、大野を中心とするチームとしての明るさ・・・。
しかし、一体何が違う(結果として違った)のだろう・・・。
男子サッカーに比べてのハングリーさ、女子サッカー定着への危機感と責任感、女性特有のメンタリティーや我慢強さ・・・???
何を挙げても(挙げられても)納得いく、「これだ!」という解が見つかりません。マスコミ報道を見ても、称賛や、逆に戦術への批判はあっても、納得いく分析はこれまで目にすることはありませんでした。

 最後は、理由が見つからぬまま、些か乱暴/短絡的ながら、蜻蛉男児よりも大和撫子の方が、この国にとっては(結果として)有用、有益ではないのか・・・。
『政治、経済に始まり、この国の未来を、先ずは形から大和撫子たちに(少なくとも男女均等になるよう数の半分まで強制的に)もっと任せた方が良いのではないか?そのために障害になること(家事、出産、育児、介護、処遇/待遇など)は乱暴でも法律や制度から先ず整えればイイ。』
納得出来る答えが見つからぬまま、サムライに比べて何とも頼もしい、小柄ななでしこたちに、(女系家族故も手伝って?)そんな感嘆符を贈るしかありませんでした。

 ウ~ン、改めて「元始(から今もずっと?)女性は太陽であった」・・・。
負けるな、蜻蛉男児、サムライジャパン!(と、意地でも吠えなくっちゃ!)
【追記】
TVスポーツコーナーでのW杯解説のゲストで、あの“ボンバー”荒川さんが出演されていたのを見られたのが良かった。
スーパーでレジ打ちをしながらサッカーを続けていた(当時の宮間選手は、岡山で旅館の仲居さんでしたっけ)、嘗ての日本代表エースストライカー。元気で、今でも日テレベレーザで現役な由。頑張ってくださーい!

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