カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 奥さまが、数年前に実家のお義母さんから頂いてきたシンビジウム。
以来、定期的な肥料や水遣りなど、奥さまが大事に大事に世話をしています。その甲斐あってか、今年は株分けした二鉢にたくさんの花芽が付きました。一鉢はあまりに多過ぎるので、心配になった奥さまが、いつも庭の世話をお願いしている園芸店のスタッフの方に相談すると「そのままで大丈夫」とのことだったそうですが、株が弱らないように少し間引いたとか。それでも8本程の花芽が伸びて来ました。もう一鉢も4本程の花芽が出ています。

 11月末に、霜に当てないように玄関に入れました(暖か過ぎても開花期間が短くなってしまうようです)。そして、大分花芽が伸びて来たので、支柱を挿して花茎を固定させました。シンビジウムの茎は、若いアスパラの様に柔らかくて、蕾が成長して大きくなると先端が重くなるのでポキッと折れてしまいます。支柱を弓なりに曲げて挿して、所どころを良くパンなどの包みやケーブルなど留めるワイヤーで、あまりキツ過ぎぬように注意しながら、ねじって締めて固定させます。
ところが、鉢に葉が生い茂って玄関スペースを占領していて狭いので、少ない方の花芽が一本折れてしまいました。また、他の花芽からは何個か蕾が捥げ落ちてしまいました。
「んもうっ!優しくやらないとダメじゃない!」(とキツイお叱りの声)
「んなコト言ったって、折れ易いんだから、しょうがないジャン!」 
「・・・だったら、自分でやればイイじゃん!」
「私も気になってたんだけどネェー!忙しくて、時間が無くて・・・」
(まだ若い花芽へのお詫びに、小さな花瓶に活けてあります)
 もう一鉢。寒い茅野の実家から、家内が花を咲かせたら戻すために持って来て世話をしている、シンビジウムのプロムナードという豪華な花の咲く品種は、葉が茂り過ぎたので株を少し鋤いたのですが、今年も残念ながら花芽は出て来ないようです。
それともう一鉢。義弟の開店祝いにたくさん頂いたからとお裾分けで頂いて、3株あった中で一株だけ枯れずに残った胡蝶蘭も、やはり園芸店に教えてもらって、奥さまが鉢にミズゴケを入れたりして世話を続けています(こちらは日当たりが良く暖かいリビングで)。新しい葉も芽が出て、葉はしっかり伸びているのですが、こちらも花芽は今のところ出て来ません。やはり、蘭はなかなか育てる(花を咲かせる)のは難しそうです。
 花芽が随分伸びたシンビジウム。間もなく開花しそうです。
たくさん花芽が付いたので、今年は豪華絢爛ならぬ豪華絢“蘭”なシンビジウムが楽しめそうです(最後の写真は、いつもの園芸店からいただく、今シーズンのシクラメン。涼しい所の方が長持ちするそうですので、やはり玄関に置いてあります)