カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 傾斜地ゆえに、上から雑木林、階段状花壇、L字型の芝生と3つに機能に分けて自分で作庭した我が家の庭。途中でジャングルと化したミントガーデン(現在の階段状花壇)が手に負えず、プロにお願いして基本機能を残してリフォームをしていただきました(この「ガーデンニング日記」のカテゴリーではリフォーム以降を綴っています)。そのL字型の芝生ガーデンの隅に設けた一坪程のハーブガーデン。ここに(食用)ハーブ以外に今年も野菜としてキュウリとトマトを植えました。

 降霜の心配が無くなった5月のGWに、恒例となった苗の移植。
その後、ハーブは勿論、キュウリも収穫したのですが、トマトがなかなか収穫出来ません。この場所は、芝生の片隅の僅か一坪で、西側はコンクリートの壁。東側には、すぐ傍に我が家のシンボルツリーであるプンゲンスホプシーが鎮座(植えてから20年・・・結構大きくなりました)していますので、果樹園横の畑に比べて、土壌も日当たりを含めて恵まれた環境ではありません(むしろ劣悪と言った方が良いかもしれません)。
元々雑草であるハーブ類は丈夫な種類が多いのですが、品種改良を繰り返してきたバラや果樹は病害虫に弱く、野菜類もその例外ではありません。売り物ではありませんので、ここには青虫さんもいますので(見つければ、その都度引っ越しをお願いしていますが)ルッコラなどは虫食いになったりしていますし、またキュウリは曲がっても構わないので、一切無農薬で栽培しています。
一般的に開花後、キュウリは7~10日、トマトは45~50日と言われる収穫期よりも成長が随分遅い気がします。その一番の原因は、昼頃までしか当たらない日当りかもしれません。キュウリはパリパリと歯触りの良い親指大の“姫キュウリ”で収穫しますので然程気になりませんが、トマトは既に一番花が咲いてから優に40日以上経っているのに、まだ赤くなっていません。今年は、特にガーデン端の殆ど雨の当らぬ屋根下に(水分を抑えて糖度を上げるために)トマトを2株植えたので、余計成長が遅いのかもしれません。

 毎日、早朝のナナの散歩から戻って来た時にチェックしているのですが、6月末に漸くほんのり赤味が差してきましたが、まだ真っ赤に熟してくれません。真っ赤に熟したトマトは、店頭に並んだモノとはまるで別物。「えっ、トマトは果物だったっけ?」というくらいに甘くなりますが、暫くは根競べの日々が続きそうです。
昔、祖父が丹精込めて育てていた野菜畑。子供の頃、畑で捥いでくれた真っ赤なトマト。今の改良された品種と比べれば酸味の強い昔の種類だった筈ですが、
「本当に甘かったなぁ・・・。あんなトマトを自分も作りたいなぁ・・・。」
「早く真っ赤くなぁれ!」。日一日と次第に赤味が増して来ました。もう完熟でしょうか。もうそろそろ収穫してもイイかな・・・。
 一番花が咲いてから収穫までに60日弱でしょうか。これ以上採らずにいると裂果が心配なので、ここで収穫。思いの外小振りでしたが、糖度を上げるために水を与えずに栽培しましたので、それも当然の結果。さて、果たして甘いかどうか?・・・。
(写真は、赤くなり出した6月30日と、収穫直前の真っ赤に熟した7月6日です)
【追記】
奥さまが帰国したので、早速モロキュウと一緒にトマトもいただきました。
温室育ちの粉こなした食感では無く、しっかりとした歯応えで皮も固い。家内は充分甘いとの評価(一番甘かったのはミニトマト)ですが、個人的はもっと甘いかと期待していました(畑と違って、ここの日当りがイマイチのためでしょうか)。でも、買ったモノと比べれば、赤くなるまで熟してからの収穫ですから段違いでした。
「ねぇ、次は何時採れるの?」
「・・・今しばらく、お待ちください・・・。」

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