カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 9月に入って、昼間は残暑でまだ暑くても朝晩は随分涼しくなり、夜は虫たちの合唱もpからfへと段々賑やかになって来ました。

 昨年10月に初めて行った入笠山のトレッキング(第1003話)の時に、何度も来ているという群馬のご夫婦から「入笠は(春のスズランよりも)秋のリンドウの方が素晴らしいですヨ」と教えていただいたので、H/Pで見頃を迎えたと知り、天気予報を眺めつつ、「毎日が日曜日」の特権で平日の方が混まないだろうと、9月2日の金曜日に行って来ました。 前回、高校時代の友人から「入笠のすぐ近くで働いているから、次回来る時は案内するから」と言われていたのですが、平日では学校がありますので、いくら校長先生でも抜けるのはまずいので、今回は声を掛けずにおきました。

 朝、家内の作ったオニギリのお弁当を持って、10時には現地到着。
前回行った時の往復券(10月末切換えで最長1年間有効)でゴンドラが割引(1650円が1350円)。私達同様、曜日が関係無い中高年の方々が結構おられましたが、やはり平日ですのでMTBに興ずる若者も含めて然程の混み具合ではありませんでした。

 ゴンドラで1780mの山頂駅まで一気に登り、いざ出発。まだ夏の名残りで、山には雲が掛かっていて、八ヶ岳も半分は雲に覆われていました。甲斐駒や鳳凰三山といった南アルプスは元より富士山も勿論雲の中。今日は、北アルプスや中央アルプスまで一望出来る山頂からの360度の大パノラマは難しそうですが、この日のお目当てはエゾリンドウです。
途中、前回行かなかった「恋人たちの聖地」の展望台にも立ち寄り、林の中を抜けて入笠湿原へ。エゾリンドウが紫色の花を一斉に咲かせていて満開の様相。湿原全部かと思っていたら、その一角に自生しているようで、想像よりも少なかったのですが、それでも見事なエゾリンドウの群生でした。高貴な色と言われる凛とした紫の花に、何だか心まで澄み切っていくようでした。
湿原からお花畑まで林道を歩き、1955mの山頂を目指します。約300mの標高差。ゆっくり歩いても40分程度ですが、結構な急登部分もあり、手軽に登山気分が味わえます。
途中、野外学校に来られたという川崎市の小学生の皆さんとすれ違い。道を譲って待っていると、皆さん元気に「コンニチワ!」と下って行きました。今回は分岐点から岩場迂回路で登頂。どちらも同じ15分とのこと。この日の山頂からは、やはり八ヶ岳以外は雲が掛かっていて、残念ながら山並みを望むことはできませんでした。山頂には、元気に登って来たミニチュア・ピンシャーやまだ子犬のオールド・イングリッシュ・シープドッグやなどもいましたが、歩くのが嫌いな我が家のナナは絶対無理そうです。
帰路は、首切清水へ降りると車道を歩くことになり、歩き易い反面(トレッキングとしての)面白味には欠けるため、来た登山道を下り、花の季節を過ぎたお花畑の長い階段を上ってゴンドラ山頂駅へ。秋のキリンソウやワレモコウが高原の秋の訪れを教えてくれます。今回もゴンドラ搭乗券で割引(350円が300円)になるルバーブのソフトを(奥さまが)食べて(私メはノンアコールビールで「プハッ!」)暫し休憩してから下に降りました。

 カラマツ中心で広葉樹の少ない入笠の紅葉はイマヒトツなので、今年の秋の紅葉シーズンには白駒にでも行ってみようかと思います。

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