カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 里親としての2週間のトライアルを経て、正式にナナの妹として我が家にコユキがやって来たのが7月末ですので、早四ヶ月。その後は二匹での相乗効果か、ナナも見違えるように元気になって(第1480話)、毎朝一緒に散歩へ行っています。
コユキは本当に(家内に)甘えん坊なのですが、ブリーダーから不要犬として保護され、今生まれて初めて飼い主に甘えられるようになったので、ま、イイかぁ!と、つい大目に見てしまいます(ホント、これまでの辛かった8年分を取り返せるように、ま、イイか・・・)。
散歩をしていても、少し歩くとすぐに(家内に)抱っこをせがみます。でも、散歩(外に出ること)は大好きなようで、ナナの散歩に付き合って、コユキは気持ち良さそうに家内に抱っこをしてもらいながら一緒に散歩(?)をしています。8年間もケージの中しか知らなかったコユキですので、彼女にとっての散歩とは、それまではケージの中から見る狭い風景とは全く違う戸外の景色を甘えてダッコされながら眺めて、新鮮な空気を吸うことなのかもしれません。
家の中でも、最初は、クレートの中が落ち着く場所だったのが、ナナを見てこの家ではクレートの外でも安心出来ると分かったようで、安心してソファーや座布団の上で寝る様になりました。
また、ブリーダーによる声帯除去の後遺症で気道に異常があったためにトライアル中の手術で直していただいた結果(第1469~1471話)、過呼吸気味だった症状がすっかりなくなったのは勿論なのですが、それまではクシャミの様にかすれていた鳴き声も、術後段々と太く大きくなってきたように感じます。

 ナナは夜もケージの中では寝ないので、必然的にコユキもクレートの外で夜も眠るようになりました。
ナナは1歳になる前に避妊手術をしていますので、母親になった経験はありません。片やコユキは繁殖が目的のブリーダーに飼われていましたし、不要犬として捨てられて保護された時も結果死産だったとはいえ妊娠をしていました。従って、母親になったことのないナナにはおそらく母性本能は無いだろうと思います。
ナナはマイペースで、コユキがやって来てからも特段やきもちを焼く訳でもなく、どちらかというと我関せずという雰囲気なのですが、気が付くとコユキの方がナナのところに擦り寄って行って、くっ付く様に体を摺り寄せて眠っています。ナナも別に嫌がらずにされるがまま仲良く(?)一緒に寝ています。
 むしろ、やきもちを焼くのはコユキです。
外出から戻って来ると、コユキは大好きな家内のところに脱兎(犬?)の如くダッシュ!ナナは、ちゃんと私メのところへ(!♪)。
家内とのスキンシップが終わると、お義理で(?)コユキも私のところに来るのですが、ナナを撫でていると「今度はワタシの番!」とばかりに前足で遮るように邪魔をして来ます。邪魔をされたナナは、「どうでもイイや・・・」とピアノの椅子の下に逃げ隠れてしまいます。
 「ナナ、お前の方が先輩なんだヨ・・・」
 でも、やきもちを焼かれても邪魔をされてもお互いケンカするでもなく、ナナもナナなりにはコユキを意識しているのかもしれませんが、二匹で留守番をしても特段部屋が荒れていることもありませんので、ナナとコユキの二匹で仲良く暮らしています。