カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 各地の大雨被害が伝えられた、今年のお盆の日本列島。
そのためコロナ禍に加えて雨天順延が続き、夏の甲子園も大会日程が大幅にずれ込んでいます。
そんな中で行われて、雨天コールドとなった大阪桐蔭と東海大菅生の強豪校同士の一回戦。まるで田んぼの中での泥んこ野球の様な状態で試合をさせた意味がどこにあったのか??
結果として、二試合目から順延にするなら(天気予報で雨天は事前に予測出来た筈)、たった一試合多く順延とすることは出来なかったのか???
今夏は異常な程の雨天続きとはいえ、主催者側(高野連と夏は朝日新聞社。因みに春のセンバツは毎日新聞)の、その後の日程確保のために一試合減らした懸命な努力を“称賛”します(“笑惨”とでも書きたいくらいですが)。

 普段なら平凡な内野ゴロでアウトの筈が、あり得ない様な泥んこのグラウンドでボールが止まってもヒットはヒット(内野安打)で、塁上に走者が居れば攻める側はチャンスだったと期待してしまうという無情(普段ならアウトでしょ!と言われても、感情的には納得出来ないという非情)。
こんなヒドイ試合をさせられた両チームの高校生たちこそが被害者でしょう。勝っても素直に喜べず、負けても感情的には納得できない。この状況下で選手たちに試合をさせざるを得なかった両校の指導者も、さぞ無念だったと思います。しかし、こんな田んぼの様なグラウンドも、高野連からすればきっと“心頭滅却すれば”的“精神野球”の修行の場なのでありましょうか???
高校スポーツの中で、野球だけが特別視されて高体連に属さずに別組織である高野連として、故“佐伯天皇”が確立させた“精神野球”。その大いなる精神的“教育効果”を前提とした、主催者側のさぞ“賢明”な判断だったのでありましょう。
(甲子園球場が高野連の持ち物ではないにしても、グラウンド整備等に物理的に時間や人や資金が必要だとしても、コロナ禍でのオリンピック開催には反対しても甲子園大会は開催する主催者の朝日新聞や中継するNHKやTV朝日などのスポンサーもいるでしょうから、必要な追加資金を確保して、明るくなる朝5時から“神業”阪神園芸に頑張ってもらってグラウンド整備を行い、6時に試合開始すればイイ!もし大会が延びて夏休みが足りなくなったら、大会後の土日を使ってでも選手たちに学校を挙げて補習授業を実施してあげればイイ!スイマセンが阪神タイガースにはその間の主催ゲームを他球場で実施してもらって・・・京都にも西京極とかあるし)

 また、チーム内のコロナ感染で戦うことなく辞退した宮崎商業と東北学院。
宮崎商業は13名、東北学院は“たった”1名の陽性者です(濃厚接触者は4名とか)。
その選手をベンチ入りさせずに交代させることで、その個人が特定されてしまうというリスクを懸念して、個人が特定されぬ様にチームとして辞退させるという高校側の判断との報道でした。
代表インタビューで、東北学院のキャプテンが、戦えずしての辞退をチーム内では悔しがっていた選手もいるとしながらも、陽性となり辞退の原因となった一名の選手を「我々が絶対に守ります!」と語っていた報道には救われた気がしました。

 しかし、本当にそれで良かったのでしょうか?????
原因となったその本人は、「自分のせいで・・・」と将来ずっとチームメイトに対して(エラーで負けた選手以上に)負い目を感じて生きることにならないのでしょうか?卒業後も胸を張ってOB会に出られるのでしょうか?
学校に戻ってチームメイトや野球関係者は懸命に口を噤んでも、陽性者は2週間の隔離が必要であり、その個人を“犯人捜し”で特定しようとする輩や、色々な噂や誹謗中傷がそれこそSNSなどを通じ、面白半分にまた興味本位で拡散されるようなことは起こらないのでしょうか?
(コロナ禍の初期の頃、松本市内で最初の感染者が某地区の会社経営者で北海道に行っていたことから、北海道に業務出張していたために感染者とされ、それにより契約キャンセルなど業務にまで影響が出た地元のハウスメーカーの社長は、その噂を否定する意見広告を自費で新聞に掲載しました。実際は、その地域のコンビニ経営者が感染拡大していた北海道に夫婦で行った旅行中に感染したとのことでした)。
政府と東京都などの各自治体の無為無策で、今や全国で2万人の感染者であり、気を付けていても誰でもが感染するリスクを抱えている中で、感染した本人にそこまでの負い目を負わせることが果たして“教育上”正しい判断なのでしょうか。
少なくとも、たった一名の感染で辞退させるべきでも辞退するべきでもない。感染拡大対策(事前のPCR検査や濃厚接触者の隔離、経過観察など)をキチンとした上で、チーム構成が可能であれば(もし足りなくなったら、ベンチ入りメンバーを今回選ばれなかった部員から特別に補充させてでも)ちゃんと試合をさせるべきではないか!

 個人的には、そんな疑問と怒りを禁じえない(自身は判断せずに、感染対策ガイドライン上、学校側に自主的に辞退せざるを得なくさせたであろう)今回の高野連の“教育的”指導でありました。

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