カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 前話での「むしろ逆効果では?」と思わざるを得ない様なイメージダウン(飽くまで個人的にはですが)のCMに対し、これはイイ!と(これまた個人的に)思えるTVCMも勿論ある中で、個人的にほのぼのとしてイイなぁと思えるTVCM。それは、最近だとアマゾンプライムのCMです。

 内容は、40台と思しき中年の共稼ぎ夫婦の日常を描いたCM。
朝早く夫がまだ眠っている内に出社する妻。夫が夜遅くまで残業し帰宅すると、疲れてリビングでうたた寝をしている妻。
そんなお互いに忙しくてすれ違う生活の中で、恐らく二人で家事を分担していて、或る朝奥さんが先に出掛けた後で、ボードに書かれたその日の買い物リストを旦那さんが見る中で、貼られたたくさんのメモやクーポン券の中からラブラブだった若い頃の「いつでもこの頃に戻れる券」と書かれた手書きのカードを見つけ、奥さんのオフィスの退社時間に待ち伏せをしてそのカードを見せて、「まだ使える?」と問いかけるシーン。驚きながらも頷く奥さん。
そして、若い頃を思い出してお互い照れながら手をつないで、隅田川沿いなのか、リバーサンドを歩きながら暫しその頃に戻る二人。家に帰ると、頼まれた買い物がちゃんとアマゾンから玄関先に届いていて・・・。
忙しい日常の中で自分たちの時間を少しでも生み出せるように、買い物はアマゾンにお任せください!というドラマ仕立てのストーリーなのでしょう。

 ただ最初は、場面の切り替えが早過ぎて、そこまで行き着く(理解する)には何度もCMを見ないと分からなかったのですが・・・。
というのも、最初はお互い仕事を持つために、旦那さんがてっきり単身赴任をしていて、赴任先の旦那さんの所に奥さまが週末家事の手伝いに行っているのかと思いました。でも何度も見るうちに、最終的にきっとこうなんだろうなと理解出来た次第。

 そして、更に驚いたことに、この夫婦を演じているお二人。旦那さん役はドラマでも良く見かける俳優さんなのですが、ナント(私メが単に知らなかっただけかもしれませんが)本当のご夫婦なんだとか。それ故でしょうか、
「自然に見えて、イイ夫婦の味を出してるな!」
というのが、好印象の一番の理由だったのかもしれません。
(実際のこのご夫婦にはお子さんもいらっしゃるのでしょうが・・・)
こうした感想は、自分が年を取って、そうした若い頃を懐かしむ単なるオジンとなった中高年夫婦が、相手の片割れに抱く妄想的感想なのかもしれませんが・・・。とすれば、過ぎ去りし過去を懐かしむ中高年夫婦や、忙し過ぎる共稼ぎの若夫婦向けに、大いに成功と云えるCMだと個人的に感心した次第・・・。

 では、イイなぁ~!と思って、じゃあ自分もと、もし「あの頃に戻れる券」を作って差し出しても、普通は(少なくとも我が家においては、絶対に)「使えない!!」と奥さまに言下に否定されるのがオチなのですが・・・。

コメント

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。

トラックバック