カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 前話でのベランダ用のIKEAの椅子のリフォームのついでに、一緒にベランダ用に使っていたテーブルが随分古くなっていたので、こちらはリフォームではなく新しく自分で作ることにしました。

 それまで使っていたのは、24年前に家を建てた際に、ベランダ用板材の余った端材を大工さんから貰って、そこにホームセンターから買って来た棒材を切って、テーブルの脚として四隅に打ち付けたもの。テーブル部分に使った端材はベランダ用のヒバ材(青森ヒバに代表される、水に強く耐久性のある高級木材)で、塗料が塗られ防腐加工もされています(他にも同じ余った端材を貰って、二階で使っているトールボーイ型のKEFのスピーカーは振動防止のためのインシュレーターとして付属のピンスパイクを使っているため、床を傷つけぬ様にスピーカー台としても使っています)。
丈夫なヒバ材故スピーカー台は全く問題がありませんが、ベランダ用テーブルはいくらベランダの屋根下部分とはいえ、雨風が当たりますのでさすがに古ぼけてしまいました。
 ホームセンターを探すと、既にカットされ研磨された板材や金具を取り付けられるテーブル用の脚材も販売されていますし、色々な厚さや大きさの異なる各種板材(桐などの無垢材やパイン集成材など)をカットをしてくれるホームセンターもあります。ただ無垢材や既に脚用などに加工されたモノは結構良い値段で、大きさ厚さにもよりますが、チャンとしたテーブルを作ろうと思うと、最低でも3千円以上するでしょうし、またテーブル板に脚を付けるのも、釘を目立たせぬためには(そのための金具購入も含め)かなり工夫が必要です。そこで悩んでホームセンターを幾つか回って探すと、カインズホームで既に必要な部材や金具が揃ったDIYで組み立て式のテーブルが販売されているのを見つけました。
それは福島県の光大産業という木製家具用品メーカーの「かざるん台」という名称で、縦横32㎝、高さ44.5cmでした。高さは出来ればもう5㎝程欲しいところですが、出来合いですので止むを得ません。何よりパインの集成材で1980円(税抜き)ですので、組み立ての工数は自分でやればタダですから、板材カットを含め、サイズや組み立て方など色々悩んで3千円以上も掛けるよりはずっと楽です。
 購入し、早速組み立て開始です。組み立て用の六角レンチも付いていますので、プラスドライバーさえあれば他は不要。
一応脚材に穴が開いているのですが、ボルトを付属の細い六角レンチで締め込むのは、かなり大変な力業。これでは、女性には無理でしょう。
パイン集成材は既に研磨されていてそれなりにキレイなのですが、屋外のベランダで長年使うとなると風雨に当たることになりますので、やはり防腐剤や塗料を塗るなどの加工が必要です。
そこで、前話のIKEAのラウンジチェアのリフォーム用に使った油性ニス(ウォールナット色)のスプレーがまだ残っているので、それを塗ることにしました。
余っていたサンドペーパーで更に磨いてからスプレーで吹き付け、出来るだけムラにならぬ様に刷毛で拡げ、時間をおいて乾くのを待ち、二度、三度と厚塗りをして一応完成です。
耐荷重100㎏ということなので結構頑丈そうですし、実用本位でオシャレなデザインとは言えませんが、それも値段を考えると止むを得ません。
何より、自分で板材をカットしてそれに見合う金具等を探すことを考えると、今回の組み立てでの予想外の力業はともかくとして本当に楽でした。従って、コスパはとても良かったと思います。