カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 我が家のコーヒー。ずっとUCCのモカブレンドを粉で買っていたのですが、このところの値上げラッシュの中でのコーヒー豆の値上げ後、UCCのラインナップが変わりモカブレンドが無くなってしまいました(豆の配合が変わった≒モカの割合を減らしたためか、値上げした上で“リッチ・ブレンド”とかに変更・・・)。
そこで、少なくともこれ迄10年以上は購入してきた筈の(ポイントも軽く1000点を越えていたのですが、その点数では特に欲しいモノも無く)UCCを止む無く諦め、松本にも全国チェーンのジュピターコーヒーが松本駅の駅ビル内に店舗があるので、それ以降定期的にジュピターのモカブレンド(勿論UCCよりもかなり高くなりますが)を豆で買って、自分でカリタの手動のミルで挽いて、ドリップ式のメリタのコーヒーメーカーで淹れて毎日飲んでいます。
水は勿論、「源智の井戸」のミネラルウォーターです。もう何年も前ですが、ドリップ用の水を松本湧水群の中で唯一の硬水である「源智の井戸」に替えたら格段とコーヒーが美味しくなったので、以来隔週くらいで珈琲専用に湧水を汲みに行っています。
以前、引っ越す前まで(マンションでは活けた花を飾るスペースが無いので諦めた由)毎週来られていた家内の活け花の先生が、湧水に替えたら「コーヒー豆、変えた?」と味の変化に驚かれていましたが、それだけ水の違いが大きいのです。勿論、松本にも自家焙煎をしている喫茶店や全国的にもコーヒー好きに知られる三澤珈琲や丸山珈琲などの専門店もあって美味しい豆も買えるのですが、そうした高い豆ではなく年金生活者ですので普通の安い豆と松本の銘水でコーヒーを楽しんでいます。
唯一、家内が寝る前にもコーヒーを飲む時があり、その時用に三澤珈琲のデカフェのグァテマラを粗挽きで買って飲んでいますが、それが少し高いくらいでしょうか。長女は松本に来ると、自家焙煎の店のコーヒーや丸山珈琲を買っていますが、我々は安い豆で十分。ただ、酸味が強い方が個人的に好きなので、唯一モカには拘らせてもらっていますが、それとてモカ・マタリとかではなく、飽くまでモカブレンドです。
他の店のモカブレンドも実際は色々試したのですが、結果的にジュピターのそれが結構他よりも酸味があったので、安いからだけではなく嗜好的にも個人的に気に入っています。ジュピターコーヒーのモカも豆で買って飲んでみたのですが、飲み比べてみると個人的にはモカよりもむしろモカブレンドの方が酸味も含めて何故か美味しく感じたため、以来ジュピターコーヒーではモカブレンド一択としました。
 そんな我が家のコーヒー好きを知っているので、以前の東京滞在中の川越観光のお土産に娘たちに買った漬物が美味しかったからと、そのお返しで婿殿がコーヒー豆をお土産に買って来てくれました。
それが「 PANAMA ESMERALDA GEISHA 」のコーヒー豆。最近人気のスペシャリティコーヒーの一つ、“ゲイシャコーヒー”です。
スペシャリティコーヒーとは、曰く、定義された品質基準をクリアした「シングルオリジンまたはシングルエステートコーヒーを使用する、利用可能な最高級のコーヒー」とのこと(ですので、何だかまるで“エビで鯛を釣った”様で、ホントおかたじけ・・・です)。
そして、その中で最近人気なのが“ゲイシャコーヒー”なのですが、その解説に依れば、
『ゲイシャ種は、もともとエチオピアのゲシャという村に自生していたことからゲシャ種と呼ばれていましたが、やがてゲイシャ種として知られるようになりました。名前の由来には他にも、現地に出入りした日本人業者が「ゲイシャ」と聞き間違えたという説もあります。
ゲイシャ種は病気に弱く、樹高が4m近くもあって栽培の難しいコーヒー豆です。さらに収穫量が少ないこともあり、長い間、コーヒー農園からは生産には不向きと敬遠されてきました。
コーヒー豆の品種としての歴史は浅く、ゲイシャ種がエチオピアで発見されたのは1931年のこと。1950年代にはさび病対策に使われる目的で南米・コスタリカへと渡り、1960年代に中米・パナマへ伝わりました。
ゲイシャ種の栽培を続ける数少ないコーヒー農園の一つが、パナマにあるエスメラルダ農園。エスメラルダ農園は標高1,600mほどに位置する世界有数のコーヒー農園。豊かな自然と降雨量に恵まれる上、無農薬や手摘み収穫など、こだわりある生産姿勢に定評があります。
ゲイシャ種が再び脚光を浴びるキッカケとなったのが、2004年に開催されたコーヒーの国際品評会です。エスメラルダ農園がゲイシャ種を出品したところ、これまでにない高値で落札されて優勝。ゲイシャショックと呼ばれるこの出来事から、ゲイシャ種は1日にして世界一有名なコーヒー豆となったのです。
ゲイシャコーヒーは、オレンジやグレープフルーツを彷彿とさせるフレッシュな酸味、はちみつやチョコレートのような濃厚な甘みが特長。ワインのように繊細で複雑なフレーバーを楽しめます。』
とのこと。

 確かに、豆を挽きドリップで飲んでみると、素人故にオレンジなのかグレープフルーツなのかまではバリスタの様に識別は出来ませんが、確かにフルーツの様な爽やかな酸味と、同様に由来はともかく甘みも感じます。確かに“スペシャリティ”と称するだけあって、決して伊達ではありません。しかし、どんな有名(≒高価)な豆であっても、必ずしもそう感ずる訳ではありません。例えば、以前頂いた「コピ・ルアク」。その由来はともかくとして、こちらも世界で最も高いコーヒー豆の一つとして知られますが、家内は「スッゴク美味しい!」と感激していましたが、確かに爽やかさは感じたものの酸味が少なくあっさりとしていて、個人的な嗜好とは違いました。
しかし、このゲイシャは確かに美味しいと思います。例えば、日本酒では大吟醸よりも純米酒の方が個人的には好みです。辛口、甘口、酸味の強弱、水、日本酒にも様々な違いに依る個性がある中で、自分に合った日本酒は同じ銘柄でも高価な大吟醸ではなく、辛口の純米酒でした。そんな自分好みの一本を探すのが面白いのと同様に、ワインもきっと同じだと思いますが、コーヒーも豆の種類や焙煎、はたまた生産地、そして豆のブレンド割合の違いなどに依る自分好みの味を探す(作る?)のが醍醐味なのかもしれないと感じた次第です。
(奥が底無しに深そうなので、泥沼に嵌まらぬ様、シンプルにモカブレンド一本で良し・・・とします)