カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 我が家にコユキ(こゆき)がやって来たのは今から7年前、2019年の7月末でした。

元々ブリーダーから繁殖不要犬として捨てられ、埼玉県の保健所で保護されて首都圏で活動する保護団体に救い出された犬で、当時推定8歳と言われました。
吠えてもうるさく無い様にと声帯を切られていたため、常にゼイゼイハァハァと息をするのもキツそうで、どうしても声帯を切られた後の気管が腫れてしまうため、その後我が家に来てからも三度東京の専門医等で気管を拡げる手術をして貰いました。
それに加えてコユキは心臓にも問題があり、酸素が十分に運ばれないきらいがあるために投薬も欠かせません。特に暑くなる夏場は他のワンコも同様ですが、夏バテからの熱中症をにならぬように特に気を付ける必要があります。
と言うのも、ワンコは唯一の肉球を除いて体に汗腺がないため、人間のように汗をかいて体温を下げることが出来ません。主な体温調節の方法は、口を開けて舌を出して「ハアハア」と浅く速く呼吸する、所謂「パンティング」という方法だけです。ですので、ワンコたちはただでさえ夏場は苦手で、特に最近の日本列島の猛暑酷暑の夏は、夏バテや熱中症を予防してあげることが全てのワンコたちにはとても大切なのですが、上述の様にコユキにとっては更にそれ以上に、夏場を如何に乗り切るか、無事に過ごせるかがより重要課題になります。
  (最初の3枚は、7年前に来た頃)
 
 コユキが縁あってはるばる松本の我が家に来て早7年。推定で15才になったコユキですので、小型犬のマルチーズとしてはもう老犬と言えます。推定年齢が正しいとして、苦労しか無かったであろう保護されるまでの8年間と、少なくともその時よりはマシになった筈の我が家での生活で、せめて8年以上は過ごさせてあげたい。保護されるまでの酷かった生活の方よりは、せめてその後の人生(“犬生”)の方が一年でも少なくとも長くなって欲しい・・・というのが、縁あってコユキを受け入れた我々夫婦の切なる願いなのです。ですので、何としても保護されるまでよりも一年でも長く生きさせてあげたい。
          (喉周りの毛を剃った、3年前の気管手術の後)
 そんなコユキですが、暑くなってきた6月中旬。
散歩中にいつもの様にクルクル回転しての“ウンチング”(おそらくブリーダーの所で、長年狭いケージにずっと入れられていた時の癖だと思います)ですが、終わってから歩こうとするとフラフラして倒れそうになってしまいました。
心臓からの酸素量が足りないと、脳まで酸素が届かずに失神することがあると言います。この時はすぐに回復をしたのですが、それから一週間後、今度は自宅で宅配荷物が届けられる時の玄関チャイムで、コユキはいつも人が来る時だけ吠えるのですが、この時も興奮したのか失神して倒れてしまいました。
そこで父の代から世話になっているいつもの動物病院の若先生から、以前心臓からの酸素量の懸念から、もしも頻繁に失神する様になったら連れて来る様に言われていたので、動物病院に連れて行ってMRIや血液検査などを受けた結果は、老犬ということもあって、これまでの心臓だけではなく、肺高血圧(低酸素)、クッシング症候群(ステロイドの過剰分泌)、更にはタンパク漏出性腸症も疑われるとのことで、ただ確定するには内視鏡検査をしないと分からないという病気もあり、それらの症状効果がある医薬品を投薬すると共に、低脂肪食に変えて二週間ごとに様子をみることになりました。
最初の夏バテは、連れて行った時に酸素室に暫く入った結果かなり回復し、その後は一度も失神することはなくなりました。
 低脂肪食で薦められたのは、ササミ、ジャガイモやサツマイモ、白米。そして、低脂肪食の缶詰。
それらを試したのですが、二回目からは一切食べてくれなくなりました。低脂肪食は美味しくないのでしょうか?脂肪分が良くないとの若先生のアドバイスもあり、オヤツもそれまで喜んで食べていたラム肉のジャーキーも止め、自家製のササミジャーキーに変更しました。
問題の無いクルミには申し訳ないのですが、片や夏バテどころか“食欲の塊”でむしろ太り過ぎをクルミは指摘されていたので、クルミにとっても却って良かったかもしれません。
動物病院から勧められたロイヤルカナンやヒルズの缶詰の低脂肪食は全く食べてくれないので、ネットで他の低脂肪食を探してみました。
これまで食べていたドライのドッグフード「 GO!SOLUTIONS 」は脂肪分が最低10%との表示なので低脂肪とは言えません。
すると、ネット検索の低脂肪食のドッグフードの中に「ブッチ」が入っているではありませんか!

我が家では長年このブッチをワンコたちに食べさせていたのですが、『ニュージーランドで高病原性鳥インフルエンザ(H7N6亜型)の発生が確認されたため、農林水産省は、令和6年12月2日(月曜日)、ニュージーランドからの生きた家禽(かきん)、家禽肉等の輸入一時停止措置を講じました。』(第1974話)。
そのため、無期販売停止となり購入を諦めていました。
ネットでHP等を調べてみると、今年の5月からまた正式に販売が再開されたとのこと。脂肪分は7~8%で、若先生曰く「出来れば2~3%が理想だが、まぁ10%未満であれば・・・」とのこと。
しかし、先ずは食べることが健康の第一歩なので、食べてくれないことにはしょうがありません。
そこで試しにブッチに変えてみると、見事に完食してくれました。そこで主食をブッチに変更することにして、白米、サツマイモと混ぜて、オヤツにはササミ。問題の無いクルミは買ってある「 GO!SOLUTIONS 」と、オヤツはラムジャーキーではなく、クルミも自家製のササミジャーキーをお付き合いしてもらうことにしました。
 ブッチに変えてから、それまで食べてくれなかったコユキが毎回完食。心なしか、元気も回復して来たような気がします。そして、2週間後の定期検査でも数値が改善して来たとのこと。ヤレヤレと先ずは一安心です。
 一日でも多く、一年でも長く、悪夢であったであろう悪徳ブリーダーでの8年もの生活期間を、せめて一年でも超えるまで!
  「ガンバレ!!コユキ」

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