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今日は、朝日新聞のニュースから。

パチンコやスロットをせずにはいられない、その元手に消費者金融やヤミ金から借金を重ねる。こんな「ギャンブル依存症」を心の病として治療することで借金苦を減らそうと、多重債務問題に取り組む法律家や市民団体のメンバーらが近く「依存症問題対策全国会議」を発足させる。


依存問題に対処せずに債務整理だけしても、再びギャンブルが始まってしまう。その結果、ヤミ金などに手を染めてしまう人々を救おうってことのようです。
当該団体関係者によると、「ギャンブル依存者」は、全国に200万人はいるらしいです。

これについては、厚生労働省もすでに調査に乗り出しているようですが・・・。

しかし、「ギャンブル依存症」ですかあ。
私は何となく違和感を覚えますねえ。

確かに、こうした方々をヤミ金や消費者金融の魔の手から救い出すことには意味があると思います。
これに異論はありません。

ただ、ギャンブルの性質についての考察がなされているのかが、ちょっと気になりますねえ。
つまり、ギャンブルにはまる人の心理というものを理解されているのかどうか。

私は、パチンコやスロットは全くやらない(おそろしく生産性の無いことのように思えるからです)のですが、麻雀や競馬はたまにやります。
もちろん、身の丈にあった勝負の仕方ですが。

私自身の経験から言えば、ギャンブルから抜け出せない状況というのは、イコール負けから抜け出せないことではないかと思います。
つまり、負け分を取り戻す為に次の勝負をしてしまうってこと。
この経験はギャンブルをやったっことのある方なら多かれ少なかれあるのではないでしょうか?

負け分を取り戻す為の勝負は、負けた時よりも多めに賭けることになるのが常。
そこで負ければまた次の勝負を大きく賭ける。
この繰り返しで負け分がどんどん大きくなる。
所謂雪だるま方式ってやつですね。

これを「心の病」とすることが、どうもねえ。

結局は、このギャンブルに嵌ってしまっている人たちの多くが多重債務者になってしまっていることが一番の問題なわけですからねえ。多重債務者にならないためにも病として治療するってのは、どうも筋が違うような気がするのですが。

世の中には、いろんな趣味に人がいて、その中にはその趣味にどっぷりと浸かってしまい、全財産を使い果たす人なんて何もギャンブルに限ったことではないでしょ。
もしかしたら、”メイドカフェ”に嵌ってしまい、そこへ行く為に消費者金融やヤミ金から借金してる人とか、ホストクラブに行くために借金を重ねている人だっているかもしれない。または、骨董品に嵌って借金を重ねる人とか。

ということはですよ、「メイドカフェ依存症」とか、「ホストクラブ依存症」とか、「骨董品依存症」と言って、これも「心の病」だ!ってすることになるんですか?

「何かに嵌ってしまい、借金を重ねる人全てを救います!」
ってことにしない限り、ギャンブルだけを「心の病」とするのは、いかがなもんでしょう?

それとも、「ギャンブルは社会悪だから特別だ!」とでも言うんですかねえ。
又は、「ギャンブルに嵌って借金を重ねる人たちが多いから。」というような理由でも述べるのでしょうか?

多重債務で苦しむ人にとってみれば、何に嵌ってしまったのかとか、自分と同じ理由で多重債務者になってしまった人たちが多いか少ないかなんて何にも関係ないでしょ。

「多重債務で苦しんでいる」ことに何の違いも無い!

やっぱり、多重債務者へ高利で貸し付ける不埒な輩の排除が一番大切なことでしょ。

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