カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 秋の大型連休となった9月19日から23日までの5連休。5月のゴールデンウィークに対し、旅行業界が旅行需要喚起のため「シルバーウィーク」と命名したのだそうで、結構定着してきたようですね。この間には敬老の日もあるので、“シルバー”と呼ぶにはまさにピッタリ。因みに今度5連休となるのは6年後の2015年とか。

 この時期はちょうど巨峰の出荷と重なるため、自分はどこにも旅行には行けない代わりに、横浜に住む母方の叔母が従弟の運転で今年もお彼岸のお参りのため帰郷し母宅に滞在。入替わりに家内が次女の所に所用で上京。叔母達が二泊して帰る日の夕刻、今度は家内と仕事で帰れなくなったと言っていた長女が一緒に夕刻帰省。
 そして、私はその合間を見ながらご注文いただいた贈答用の巨峰の発送と、小振りの房は自宅用として、近くのスーパーの地場産品コーナーに毎日出荷と、何だか目が回るようです。

 叔母達は、やはり高速が渋滞し横浜から6時間掛かって到着。本当は、蕎麦好きの従弟を安曇野・翁にでも連れて行ってあげたかったのですが、出荷作業で昼間遠出が出来ず、夕刻皆で岡田「月の蕎麦」へ。ここは中せいろ(並盛)が680円と大変リーズナブルで、味も水準以上です。
翌日早朝、2匹の散歩とスーパーへの朝採り巨峰の出荷を済ませてから、毎年キノコ好きの叔母に食べさせるために行っている近くの山へ、一緒に行きたいという従弟を伴って初物のキノコ(リコボウ)採りへ。運が良ければこの時期リコボウが出始めるのですが、このところ雨が無く地面が乾いていて、今年は残念ながら未だキノコの気配すらありませんでした。そして叔母達は実家へのお墓参りへ。
叔母達が戻ってから、父の所にお見舞いにも行ってくれ、帰りに我家のお墓にも寄ってお参りをしてくれました。そして二日目の夜は、家内不在のため私の手料理で、準備に掛ける時間も無いことから申し訳なくも安直鍋(第16話をご参照ください)と信州らしく馬刺しと野沢菜漬けを用意。幸い安直鍋は大好評で、「今度、家でも作ってみるから」とレシピを紹介。
翌日は高速が混むからと朝には横浜へ戻って行きました。それから家内からの書置きに従い家の掃除等々をして、今年最後の芝刈りと庭の手入れをし、夕方には駅へ家内達を出迎えに。余裕を見て30分も前に出たのですが、県外車で松本城周辺は大混雑。朝など空いていれば5分の道のりも、脇道を選んでも40分近くかかりました。
家内達も元々は高速バスの予定が高速道路の渋滞で遅着の予告があり、急遽電車に変更したそうですが、特急あずさはガラガラだったとか。もしこれで高速が無料にでもなったらどうなっちゃうんでしょうか。

 さて、誰も居なくなった最終日のお彼岸。母と三人でお墓参り。そこは岡田区神沢の集落外れの高台にある十数軒の同姓だけのお墓(皆同姓なので屋号で呼び合います。例えば我家であれば「カネヤマのニイサン」とか)で、居合わせたお宅でも子供たちもちゃんとお参りに来ていて、「ナンマイダー」と小さな手を合わせていました。
本家・新宅のお墓にもお線香を手向け、我々も「ナムアミダブ」。

 手を合わせたら何だか漸く落ち着きました。
いやはや疲れたシルバーウィークでありました。