カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

2010/02/05

223.節分

 2月3日は節分。季節を分けるという本来の意味では、これで立春。季節の上では春(と言っても旧暦ですが)ですね。そうは言っても未だ“春は名のみの風の寒さや”。

 さて、我家でも家内と二人(+チロルとナナも参加して)で娘達への福も祈りながら豆まきをしました。
最近は皮付きの落花生も節分用として売っていますが、(後で拾うのは楽ですが)チト情緒が無いので、煎った大豆を買ってきて、夕食前の夜8時頃「福は内~、鬼は外~」。チロルも外に向かって「ワン、ワン!」。はいはい、ご協力に感謝です。ナナは「一体、何やってるの?」とでも言いたげに首を傾げています。
「こらっチロル!豆食べたらダメだってば!」と家内がチロルと競争で豆を拾い集めています。

 昔は、祖母が、秋に収穫した大豆を囲炉裏の鉄の鍋で煎ってくれて、木の枡に入れてまきながら各部屋を回ったものです。茅葺の家でしたので10部屋近くあったような。終わってからは、健康を願って年の数だけ豆を食べて。

 松本(少なくとも我家や周辺)では、鰯の頭や柊を飾る風習はありませんでしたし、勿論恵方巻など聞いたこともありません。ま、福が来るなら何にでもあやかってもいいとは思いますが、そうかと言ってコンビニ戦略に乗っからなくてもいいよなぁ・・・。