カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 5月末の週末の土曜日。食料品の買出しは、一日雨予報の翌日曜日にするというので、この日はあるモノでとのこと。

 ならばもう一品と、大分伸びてきたので、サラダ用にハーブを今年の初収穫です。

 先ずは、ルッコラ(ロケットサラダ)。僅か2㎡ばかりのハーブガーデンに今年は倍の8株を植えてあり、株により伸び方に差がありますが、株が大きくなるように、花芽になる茎は全部切ります。
それから、水耕栽培のクレソンも花芽が付いてきた頭の茎を切り取ります。古い枝の付け根から、新しい芽が幾つも出てきています。
そして、プランターに植えたパセリと家内用のコリアンダー。これも花芽が付く茎はニンジンの様な細い葉が出てきているので、やはりこれも切り取ります。
昔、日本で育ったコリアンダーを頂いたらセロリのような匂いで、あの独特の“臭気”が無かったのですが、最近のコリアンダーは東南アジアと同じ匂いがします。
因みに、コリアンダーは欧州やインド料理では実を使いますが、これはビックリするほどの芳香なのだとか。一方、東南アジアでは香菜(シャンツァイ)と呼ぶように、独特の匂いを持つ葉を使います。
シンガポールでは、中華料理を始めタイやベトナム料理にも、このコリアンダーが欠かせません。
「シャンツァイが食べられるようになったら、赴任者として一人前」と言われる通り、赴任当初はなかなか馴染めず、麺類などに微塵切りに入っているコリアンダーの葉を一々箸で除けていましたが、その内馴れて気にせず食べられるようになりました(勿論、最後まで馴染めぬ人も結構いましたが)。
家内は大好物で、日系デパートの食品売り場に比べて、新鮮な現地の野菜や果物が格安で買えるローカルマーケット(野菜をその場で洗ったりするのでコンクリートの床が濡れていることから、現地ではWet Marketと呼ばれています。さすがに今はその場で鶏を“縛る”のは禁止になったとか)に行かされて良く一束買って来ました。ただ、味噌汁にも微塵切りで入れるのにはさすがに閉口しましたが。   
 サラダとは別に、家内が、犬たちのドッグフードに載せるササミを蒸す時に出る煮汁を使って作ったコンソメスープに、パセリの微塵切りを散らします(家内は更にコリアンダーをどっさりと)。
これがビックリするほどパセリの味が濃く出て、スープが美味しいんです。やっぱり、市販されているハウスものとは同じ野菜とは思えぬほど違います。
プランターで簡単に栽培(注記)できますし、その時に必要なだけ葉を摘んでくれば良いので、大変重宝です。そして何より味がイイ。料理の脇の飾りだけで捨てられてしまっては何とも可愛そうですし、第一ビタミン類も豊富ですので食べないと勿体無い。
地植えしたパセリを食べると、おそらくパセリへの印象が変わり、パセリも「食べる」野菜であることがちゃんと実感できます。
 写真は、6月上旬のハーブガーデンとプランターの様子です。
移植してから一ヶ月が経ち、大分伸びてきました。植えた直後の第465話と比べてみると一目瞭然。ただ、両方に植えたバジルで比べると、やっぱり肥料が混合された市販の土を入れたプランターの方が伸びは良いようです。
これからも、ほぼ一週間おきにサラダ用に収穫できそうです。
【注記】
パセリは、2年草とも言われる通り、2年目に花芽が出て結実します。そのため2年目の株は花芽を摘まないと上に伸びてしまい、あまり葉が成長しません。花芽を取っても3年目は新しい株に更新した方が良いようです。

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