カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 家内が知り合いの方から頂いた柚子塩。
長崎県の「壱岐の蔵酒造」(多分麦焼酎の醸造会社だと思われます)という会社の、商品名『しっとり ゆずしお』。
壱岐の海水を煮詰めた自然塩に、九州・四国産(宮崎・大分・土佐)の柚子を効かせた逸品。小さな壜(80g)に入っていて、見るからに高級そうです。

 柚子の天然果汁と海水を、薪を使い平釜でじっくりと炊いて作ったというだけあって、これが柚子の香が効いていて、また塩そのものも自然塩ですのでミネラル分が豊富なのでしょう、実に味わい深い。
成分表によると、ナトリウム以外に、マグネシウム、カルシウム、カリウムも豊富に含まれているそうで、実際の味も何ともまろやかです。
 何にでも合いそうですが、例えば冷奴。
いつもよりちょっぴり高級なお豆腐に、塩を少しずつ振っていただきます。大豆そのものの味と柚子の香りが口の中にぱぁっと拡がって、旨いなぁ。

 家内が、柚子塩で漬けたキュウリの浅漬け。
炒りゴマを散らして。あっさりですが、これも柚子が良く利いています。

 うーん、これで炭火焼鳥に付けて食べたら、きっと旨いだろうなぁ・・・!
そこで、ブランド鳥の正肉を買って来て、串に指さず、蒸し焼き器(パン)で焼いて、柚子塩を付けていただきました。これで食べる砂肝やレバーなんかも最高かもしれません。そして、同時にブランド豚の冷シャブにも。イイ味してますなぁ。

 また別の日は、天然の真鯛の刺身をワサビと柚子塩で食べてみました。
「あっ、鯛って甘いんだ!」
濃口醤油では負けてしまう微妙な味も、これだと分かります。平目などの白身魚には良く合いそうです。

 とにかく旨い!
シンプルなだけに誤魔化しが効かず、素材本来の味がシビアに試されます。従って良い物ほど、柚子塩がその素材の良さを一層引き立てるんでしょうね。
そして、余談ながら、これに合うのは雑味の無い辛口の純米酒。

 そんな魔法のような調味料-「壱岐の蔵酒造」の『しっとり ゆずしお』。手間隙を掛けた逸品です。要冷蔵とのことなので冷蔵庫に保管して、大事に、大事にいただきます。
信州の片田舎では店頭で売っていそうもありませんが、通販での“お取り寄せ”も可能なようですので、終わったらネットで子供たちの分も注文しようっと・・・。どうやら、我が家には欠かせぬ調味料になりそうです。