カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 次女が週末帰ってきた時がちょうど私の誕生日で、1週間後が奥様の誕生日(年齢は、私はどうでもイイのですが、女性に敬意を表し非公開とさせていただきます)。同い年ですが、この1週間だけは私が年上です。
「エーイ、頭が高い。控えおろう!」・・・「フン!」・・・ありっ?

 そこで、(我々の誕生祝と娘の慰労も兼ねて)久し振りに『食蔵バサラ』へ行くことにしました。遠出した後でしたので、到着が少々遅くなりました。
満席でした。偶然、家内の知り合いの方もお友達と来られていて、ご挨拶。
 因みに、この日は「良い毛蟹が入ったのでお薦めですよ!」とのことでしたが、我が家ではカニは味噌も含めてさほど好物ではないので、皆パスとのこと。特に小さなカニは食べるのが面倒くさいというのもあるようです(シンガポール駐在時代、チリクラブやペッパークラブは好物でしたが、皆目の色が変わる上海ガニは、そのシーズンになっても誰も欲しがらないので、お財布的には助かりました)。
さて、我が家のこの日の「本日のメニュー」からのチョイスは、

  ・カニとアボガドの有機野菜サラダ
  ・金目鯛のしゃぶしゃぶ仕立て
  ・ハーブ鳥のスパイシーソースグリル
  ・岩牡蠣
  ・タコとアンチョビのトマトソース冷製パスタ

 この内、グリルチキンは本来鴨肉だったのですが、品切れだったため、代わりに鶏肉で作ってくださいました。また、せっかくの大振りの岩牡蠣も、本来は生ガキなのを、家内が無理をお願いして、カキフライにしていただきました(家内は生ガキを食べませんし、次女はカキフライが大好き)。うーん、どうせなら焼き牡蠣でもイイのになぁ・・・(しかし、酢牡蠣が好きな人からは、トンデモナイと怒られそうですね)。

 毎度のことながらソースが絶品。グリルチキンは、外がカリカリ中はしっとりで、スパイシーソースが何とも美味。
カキも大振りで旨い!冬のマガキの3倍近くありそうで、一口では到底無理。カキフライの下に自家製のタルタルソースが敷かれ、上には中濃?ソースが載っていて、カキそのものにも甘味があります。
金目鯛は家内がパスとのことでしたので、ハーフポーションで。とても優しい味付けです。
因みに最初に出てくるこの日のお通しは、自家製の鶏のテリーヌ。イイ味しています。家内も娘も、食指が動いたのか、今度自分でも作ってみるとのこと。
そのテリーヌに添えられていた見馴れぬ野菜。
お聞きすると(「えーと、何だっけな?」、「もう、混んでるんだから忙しいのに」と二人からは非難の嵐!でも後で親切に教えていただき)アイスプラントと言うのだとか。ナントモ不思議な、初めての食感でした。何でも塩耐性植物だとか。確かに微かに塩味がしました。最近、津波の塩害対策植物としても注目されているそうです。

 家内はパスタも食べられないほど満腹とのことで、結局この日のデザートは無し。      
 この日、居合わせたグループ客の方々がお酒の勢いもあってか、少々賑やかでしたが、バサラは雰囲気も良く、じっくりと食事を楽しみたいもの。ここは特にソースが絶品です。やっぱり旨いなぁ・・・。
      
 今回も満足して、奥様に見送られてバサラを後にしました。
「ごちそうさまでした。また来まーす!」
(今回は、料理の写真よりも、店内にさり気なく置かれた花瓶などを掲載しました。少しでもバサラの“品格”を感じていただければ幸いです)