カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 夫婦間というのは、幾つになっても、何年経っても良く分からないというか、難しいもの(なのだろうと思います)。
それがどうした!?・・・ということで、最近ナルホドと感じたこと二題。

 一つは、毎朝チロルとナナを散歩に連れて行くのですが、ナナが我が家にやって来るまではチロルだけだったので、毎朝自分一人で散歩に行っていました。二匹の散歩は、興味関心によっては、お互いあらぬ方へ行くこともあり大変なので、その後家内に頼んで二人で散歩に出掛けるようになりました。
ある時、ご近所の方と話をしていた時に、それを指して「仲が宜しくて羨ましいですね」と誉めていただきましたが、本人たちがどう思っているか、更にはその実態がどうかは兎も角として、人様からは「ふ~ん、そう見えるんだぁ・・・」。
でも、これがもしウォーキングだったら、歩く距離も早さもお互い違うので、恐らく個別に出掛けるのでしょうが、犬の散歩は二匹一緒じゃないと(連れて行けと片方が吼えますし)可哀想ですから。

 私は通勤が峠越えなので、冬場のことも考えて10年落ちの古い4駆のSUV(購入当時は高級車。エンジン絶好調!頑張れ、もう3年)を使っているのですが、また上田への異動前も諏訪へは電車通勤で、松本駅までだけ4駆の軽自動車を使っていましたので、家にあるFFの普通車は奥さまが日頃使います。
この度、それを家内が「自分へのご褒美」と、十数年働いた会社の退職金を全てつぎ込んで別のコンパクトカーに買い替えることになりました。その際、殆ど使うのは奥さまですから、車種も家内が選び、名義も彼女にすることにしました。
 「わぁーい、生まれて初めて自分名義の車だーっ!」
と喜ぶこと・・・。
 「誰名義だって、実際使うのは自分だから関係無いジャン・・・」
 (ふん、と鼻で笑って?)「全然違いますーっ!」
 「ふ~ん、そんなモンでしょうかねぇ・・・???」
 車選びから、カタログチェック、試乗・・・と、これまでとは違う熱心さと積極さ(これまでも、大蔵大臣としてのチェックや販売店との交渉は殆ど家内にお任せでしたが・・・)。
 「そうか、そんなモンなんだ・・・!!」
別に毎日(名義人の記載された)車検証を見る訳でもありませんが、そんなに気持ちが違うものなんでしょうか。でも、良う分からんなぁ・・・。

 後日納車の際、
 「そんなの、届けてもらえばイイじゃん!」
 「だって、納車記念の写真を撮るから来てくれって言うんだモン!」
とのことで、ま、せっかくだからとお連れしたところ、販売店で「オーナーの奥さまへ」と事前に用意された花束までいただきました。サプライズの奥さまは満面の笑み。
 「ほーぉ、女性オーナーだと花束まで用意するんだ。う~ん、やるなぁ・・・」
と、隣で付き添う(従う?)手持ち無沙汰の私メは感心しきりでありました。
(これからは、シルバー世代と女性ユーザーが消費拡大の鍵ですね)