カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 家内が丹精込めて世話をして、毎年花芽を出して見事な花をさかせてくれていたシンビジウム(同「顛末記」第458&498話参照)。

 2年前の2012年の3月だったでしょうか?。
暖かくなってきたので、それまで寒さを避けて入れていた玄関から、玄関先に出したのですが、季節外れの寒波で花芽が霜害に合って、せっかく膨らみかけていた蕾が全て落ちてしまいました。そればかりか、株も幾つか枯れてしまいました。
その影響か、株分けして増えた2鉢共、昨年は全く花芽が出ず、今年も半ば諦めていました。
ところが、その内の一鉢から12月に花芽が顔を出したのです。それも2本。
今年も外の寒さを避けて、12月には玄関の中へ移動。

 ところが12月末に急な葬儀もあり、玄関では客呼びの邪魔になることから、一旦シンビジウムの鉢を、全て2階の階段の踊り場へ避難させました。
我が家は、1階の薪ストーブで2階まで吹き抜けになっているので、玄関に比べて2階も暖かなためでしょう。普通なら4月くらいにならないと咲かないのに、今年は2月上旬には花が咲き始め、やがて二本とも満開になりました。2年前は霜害で咲かずに落ちてしまったので、3年ぶりのシンビジウムです。
花が咲かなかった2年間もしっかり液肥をやったりして、世話をしてきた奥さまも大層嬉しそうです。良かった、良かった・・・。

 そして、葉ばかりが生い茂り花が咲かないからと、数年前に家内が世話を引き受けた茅野の実家の蘭。花の時期が終わったら休眠期に入るので、園芸店にお願いして株分けをする予定とのこと。ところが同じように世話をしても、6年前に義母さんが喜寿のお祝いで頂いて以降、その後の5年間全く咲かなかったのに、何と生い茂った葉の中に花芽が伸びていたのです。家内も気づかずにいたので、体が触れた折に途中から花茎が折れてしまったのだとか。全部で8つの蕾を付けて、その残った蕾がやがて大きな花を咲かせました(折れた花芽も一輪挿しで見事な花を咲かせています)。他の2鉢とは種類が違うらしく、薄いピンク色をした華やかな花で、プロムナード「ミルキーウェイ」という種類でした(株分けした2鉢は、家内が名札を捨ててしまったらしく品種名不明ですが、花色はグリーン系のホワイトです)。

 しかし、これまでと何が違ったのでしょう。水や液肥は例年同様だとか。家内曰く、法要での客呼びで、寒い玄関から暖かい2階に移したのが良かったのでは、とのこと。
また株分けをすると2年ほど花芽が出ないかもしれませんが、ちゃんと花芽が出ることが分かったので、家内も世話のし甲斐があろうかというもの。
今年は、何か良いコトありそうな・・・予感。