カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 雑木林ガーデンの塀際に植えたアジサイ。
4年ほど前、婿殿が家内の「母の日」に贈ってくれた鉢植えです。青色のハイドランジア(西洋アジサイ)の見事な鉢でした。その前には、娘がピンクのアジサイの大輪の見事な鉢を「母の日」に送ってくれて、家内が室内で大事に育てたのですが、やはりアジサイは育てるのが難しくて結局は枯れてしまいました。そのため、ダメモトで、ブルーのアジサイは雑木林ガーデンの隅に移植しました。いつもの園芸店のスタッフの方からは、冬の寒さの厳しい信州では地植えでハイドランジアを育てるのは難しいし、仮に根付いても鉢植えの時の様な大輪の花が咲くことは無い・・・とのことでした。

 庭に植えてから、何とか根付き、株も拡がった三年目の昨年。小さな花でしたが、初めて花を咲かせてくれて、家内も大喜び。早速、娘夫婦にも写真を貼付してメールでご報告。
そして4年目の今年。株が安定したのか、枝振りも更に大きくなり、二つ(実際は小さなモノを入れると三つでした)昨年より大きな花芽が付き、梅雨の時期に咲くのを楽しみに待っていました。

 このところ色付きも増して、鉢で頂いた時を思わせるような、見事な花を咲かせてくれました。青が少しずつ濃くなり、色もスカイブルーに青紫が少し混ざって来た様な気がします。
このハイドランジア(西洋アジサイ)は、日本に自生しているガクアジサイが原種とされ、シーボルトが本国に持ち帰ったものから品種改良されて、観賞用に広まったのだとか。
 アジサイ、やはり紫陽花と書いた方が風情を感じますし、特に空色の紫陽花は、この梅雨の時期に“太陽の忘れ物”のを見つけたように梅雨空の下でこそ映える様な気がします。晴天下では見過ごしてしまいそう・・・。
我が家の庭にも幾つかアジサイが植えてあります。雑木林ガーデンの中に、例年よりも今年は青味が増した清楚なガクアジサイ、道路脇の白い大玉のスノーボール、そして階段状花壇にはカシワバアジサイ。どれもこの梅雨の時期に、それぞれ個性的な花を咲かせてくれています。
この婿殿が送ってくれた青いハイドランジアは、白い斑で縁取りがされています。ネットで調べてみると、どうやら「ババリア」という10年ほど前に登録された品種名の様で(他には縁取りが出る花は見当たりませんでした)、、土壌のpHの違いによりピンク色もあるようです。
 婿殿は一足先に欧州へ留学中。ここで、娘も米国留学に旅立ちました。
今年、初めて大きな花を付けてくれたアジサイ。彼らが、自分たちの夢を実現するための入口に立ち、これから一生懸命頑張って、いつかやがて大輪の花を咲かせて行くだろうことの前祝・・・(毎度親バカながら)何だかそんな気がして、時々青いアジサイを眺めています。

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