カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 20年ほど前に家を新築した際、吹き抜けのリビングの強度確保のための柱を活用して設けられた飾棚。両側がガラス扉になっていて、奥さまがシンガポール赴任中に買い集めた陶器やクリスタル製品などの収納を兼ねて飾られています。その下はオーディオラックを兼ねたウッドボックスで、こちらは機材やケーブル類が見えない様に木の扉で覆われています。因みに、以前もご紹介した様に設計士さんにお願いして、スピーカーケーブルも床下を這わせて壁側とウッドボックス内から出してスピーカーとアンプを繋げているので、邪魔なケーブルが床や壁を這わせるなどということはなく、実にスッキリしています。

 しかし、ドアのノブ一つに至るまでの設計事務所の先生やスタッフのみなさんとの膨大な打ち合わせの中で、重要項目ではなかったのか、本来ならスピーカーケーブルをAB切替え可能なように2組4本にしたかったのですが相談も無く(スピーカーケーブルの選択も)工事終了。しかも、一番の問題は、予算オーヴァーの対策での削減対象(二者択一で、家内のプッシュした食洗機が残され)に、両開きのオーディオボックスが片面開きとなってしまったこと。そのため、各機器を繋ぐケーブル類の着脱が前方からは手が入らず、毎回四苦八苦でストレス溜まります。いつも私メがブー垂れるので奥さまも我慢し切れなくなったのか、20年来の“勤続疲労”で家の不具合をプチリフォームする際に、遂に反対側にも扉を付けることになったのです。
 先日それが完成し、職人さんが実に丁寧に取り付けてくれました。取り外した板材は剥げたりして使えず違う板材で作ってくれたのですが、さすがはプロ。同色で、殆ど両側区別が付かないくらい良く似ていて感心する程の出来栄えでした。
 早速、機材を戻し再設定。やはり両側が開くと実に簡単スムーズでストレスフリーに、
 「あぁ、どうしてもっと早くこうしておかなかったんだろう!」
と後悔しきり・・・。遂に20年来の念願が成就して(≒積年の恨み辛み?を晴らすことが出来て)、大いに満足した次第です。
(小せぇ、小せぇ・・・って、フン、放っといてください!)