カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年は、奥さまから自家用の野菜もちゃんと作って欲しいと厳命されたため、果樹園横の畑スペースに数年振りに野菜を栽培しています。

 先ず畑を耕すことから始めないといけないのですが、暫く使っていなかったためトラクターがバッテリー上がりで動かず。小型の耕運機もエンジンが掛からず・・・・とトラブル続き。
 そこで、農協(JA)の支所(経営効率化の一環で、昨年岡田と本郷支所が統合され、新たに女鳥羽支所として発足)に耕運機を軽トラに積んで運び、部品交換等も含め一週間程掛かりましたが修理をしてもらいました。
また、トラクターはバッテリーを外して同じく支所に持ちこんで充電してもらいました。ところが、今度はタイヤの空気が抜けていたので、いつも行く知り合いのスタンドに相談し、エアタンクを貸してもらって自分で充填しました。
 そして、伸びていた雑草を刈り取り、浅くトラクターで起こしてから雑草の根を4本鍬で取り除いてから、苦土石灰を撒いて再度トラクターで今度は深く起こします。そして、次に耕運機で土が細かくなる様に何度も往復して耕します。そして、鋤などを使って畝を何本か造り、必要な部分を雑草除けと乾燥防止のためにマルチシートを張って畝を覆います。農家で有難いのは、祖父や父時代からの農具や農業資材、肥料が(探せば)全て揃っていることでしょうか。

 栽培準備をした上で、いつもの同級生が営む地元の老舗の「ナカツタヤ」から今年もポット苗で購入。
キュウリを6本、トマトを5本、ナスも5本。加えて今年はカボチャとオクラも2本ずつ。友人からいただいた小ネギ40本も一本ネギとして育てるべく、畝を立てて植えてみました。またトウモロコシ(スイートコーン)とインゲン(つるなしタイプ)は種で購入し、ポットで育苗してから移植。
大根はもう上田に行く機会が無いことから、今年は自分で辛味大根を育てることとし(但しネズミ大根は坂城町から門外不出)、奥さまのリクエストで地元で「硬大根」と呼ぶ信州地大根も種で購入。辛味大根だけは早めに植えてみました。地大根は秋の収穫前提で夏植えになります。

 更に、今回のアメリカ行きで、現地で食べたサラダで人気のケールに奥さまがハマり、日本でもサラダで食べたいとのこと。
色々探してみると、青汁用ケールだけでは無く、トキタ種苗の「カリーノケール・ミスタ」というフリル形状の葉になるカーリーケールの種を発見。生食サラダ向きとの記載もあり、何でもヴェルデ(緑)とロッソ(紫)の2種類の種子が入っているとのこと。早速ポットで育苗し、本葉が2~3枚になったところで移植してみました。
 キュウリは順調に成長し、親指大くらいの大きさで収穫して何度もモロキュウに。たくさん収穫できた時は妹のお宅にもお裾分けです。トマトやナスは収穫できたものの、日当たりが悪いのか量は今一つでしょうか。二本だけの植えたオクラも順調。オクラは、花も野菜にしておくのは勿体ないくらいキレイです。ただ、冷や奴の薬味だけの調理法では勿体ない。
 ケールは、ルッコラ同様青虫さんの大好物の様です。完全無農薬なので結構青虫さんに穴だらけにされた葉もありますが、見つけた時にその都度お引き取りいただいています。
この前初めて収穫して、サラダにしてみましたが、米国西海岸で食べたケールと同じ食感と味でした。これ、サラダに絶対お薦めです。日本でも人気になるかもしれません。