カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 今年の松本城の桜の開花が4月1日で、5日には満開。信州の桜も、今年は例年にない異常なほどの速さです。
今年も開花宣言三日後の4日から始まった、恒例の松本城「夜桜会」の本丸庭園無料開放と松本城桜並木「光の回廊」としてのライトアップ。
 私メは、10日に定例の「食蔵バサラ」での“飲み会&食べ会”に出席するのに併せてお城に寄って見て行くことにしました。
奥さま不在のためバスで行こうかと思いましたが、“春宵一刻値千金 花有清香”とばかり、せっかくの春の夕刻を楽しんで歩いて行くことにしました。
松本深志高校に来ると太鼓の音が響き渡っていて、一号館の屋上で恒例の応援団(應援團管理委員會。略称「応管」)の指導よる新入生諸君の応援練習が行われていました。でも“♪蒼溟遠き波の涯”で始まる「校歌」ではなく、また「自治を叫びて」でもなく、全く記憶にない曲・・・。まぁ、45年も経っていればその間新しい応援歌も誕生していても不思議はありません。有也先生の像に挨拶をして正門から出ると、外国人の方が興味深げに練習の歌を聞いていたので説明すると感心していました。

坂を下っての松本神社から松本城へ。堀の桜はもうかなり散っていましたが、期間中でもあり、まだ花見客の方々が散策をされていました。ちょうど5時半になり本丸庭園が無料開放されるので、北側の太鼓橋のような木橋を渡り二の丸から黒門へ向かいます。本丸庭園は観光客の方々で結構な人出でした。園内にはテントが張られてお茶席が設けられています。また6時からは月見櫓で琴などの演奏が行われるので、天守閣前に設けられた席で皆さん座って待っておられました。

 本丸庭園を一周して黒門へ戻ります。すると、会社の先輩が三脚を据えて天守閣を撮影されていました。
 「今年の桜は早過ぎて、写真はダメだわ」
と残念がっておられました。
でも黒門を出ると、お城の黒いシルエットと夕映えをバックにした屏風の様な北アルプスのコントラストがとても素敵でした。
 「そうそう、桜は無くとも、松本にはお城と山があるじゃない!」
と、独りごちて「バサラ」に向かいました。