カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 以前ご紹介した、次女が我々の誕生日のお祝いに連れて散ってくれた新宿の水炊き専門店「水たき 玄海」(第1353話)。
先ずは飲むようにと、最初に湯呑みに入れて出された白濁スープが実に美味しかったのですが、コラーゲンたっぷりですので女性には良いだろうからと、自宅でも作って試してみることにしました。勿論、技量も違えば、食材も異なりますが、“じっくり”と“丁寧”は自宅でも且つ素人でも可能です。
確か、「玄海」では8時間煮込むと伺いましたので、8時間はともかく、我が家でもじっくりと煮込むことに。鶏肉も、モモだけではなく、コラーゲンが出易い手羽元も購入。先ずは、手羽元だけを青ネギと生姜を加えて強火で2~3時間煮込みます。ここでのポイントは先ずは“強火”と丁寧なアク取り。
 「玄海」では鶏を丸ごと煮込むと聞きましたが、大きな寸胴鍋の無い家庭では無理。またラーメンの様に鶏ガラの方がコラーゲンたっぷりのスープが取れそうですが、家庭ではそれも難しい。そのため、手羽元を使うことにしたものです。確か、昔「ためしてガッテン!」では、手っ取り早くコラーゲンたっぷりに作るには手羽先を使うと聞いた気がしますが、今回は肉も食べるので手羽元をチョイス。モモ肉は後で入れて、二段階で煮込みます。量は、手羽元が10数本とモモ肉より多いくらい。
確か「ためしてガッテン」で、モモ肉をホロホロ柔らかく煮るには煮過ぎないのではなく、むしろ良く煮てから30分程火を止めて放置することで筋が切れる?と解説していた様に記憶しています。
今回は前日手羽元だけを煮込んで一晩寝かせ、翌日に鶏モモを煮ることにしました。

 翌日の鍋。コラーゲンが固まってプッリプリ。鍋を90度傾けてもそのままです。それだけたっぷりと手羽元からコラーゲンが溶け出したことが分かります(下の写真では、分かり易い様に傾けた鍋の横に一輪挿しを置いてあります。一緒に煮込んだ青ネギと生姜も見えています)
 当日、鶏モモ肉を煮込み30分程火を止めて時間をおいてから、先ずは白濁したコラーゲンたっぷりのスープをシンプルに塩味で(我が家は柚子塩で)頂きます。アクは丁寧に取ったつもりでも専門店程とまでは云いませんが、なかなか美味。それから、キャベツや豆腐なども煮て、ポン酢で頂きます。鶏肉はホロホロととろける様に柔らかく、キャベツも甘くて、
 「フム、旨い!」
家庭でもこれだけに食べられれば十分満足です。煮込む時間はそれなりに掛かりましたが、このホロホロした柔らかい食感とコラーゲンたっぷりのスープの旨味には代えられませんし、それに別に数時間煮込むにしても、火加減さえ注意しておけば何も鍋に付きっきりで居る必要はありません。
この日はお腹一杯で、〆の雑炊(おじや)までたどり着けず、翌日に回しました。
翌日、スープが濃いので余り粘り気が出ぬ様に、ご飯を事前に水で洗ってからさっと煮込んで雑炊で頂きました。結構なご飯の量かと思いましたが、鍋に一粒も残らない程に全て完食(因みに、母も自家製とは思えぬ味だと大絶賛で、「そりゃ、おかたじけ!」)

 二日間に亘りましたが、コラーゲンたっぷりの水炊きの〆で、(特に女性にとって)美容と健康に良い雑炊をいただき、
 「ごちそうさまでした!」

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