カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 年末に向けて、(奥さまのご命令で)いつもより早めに始まった大掃除。
それと併行して今年から行っているのは、娘たちに出来るだけ迷惑のかからぬようにと、お互いのそう遠くないであろう将来への“終活”に向けた“断捨離”活動です。
捨てられずに、何でもかんでも“勿体ない!”と取っておきたがりの私メにとっては一番難しい作業ではあるのですが、そこは後で必要になった時に聞くと、「あらっ、要らないかと思って捨てちゃった・・・・」という程に思いきりの良い奥さまのご指導の下(確かに、結果として定年後に一度も使ってないモノも結構存在しているのも事実であり)“順調に”作業を進めております。
 そうした中で、処分するにしても、メルアドなどの個人情報もあるので、初期化しないと処分も出来ないので(売るのも面倒で)、結果として取ってあった過去の携帯電話。その数、溜まってナント30数個。
そこで思い出したのは、2020年に開かれる東京オリンピック・パラリンピックのメダルを、携帯電話や小型家電などの回路基板等に使われている金属を回収して作製するという活動。組織委員会が呼び掛けて実施している「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」です。
 組織委員会の公式H/Pからそのまま引用すると、
『公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、東京2020大会で使用するメダルについて、みなさまがお持ちの使用済み携帯電話等の小型家電から製作する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」を実施しています。 このプロジェクトを通じて、オリンピック・パラリンピック合わせて金・銀・銅あわせて約5,000個のメダルを製作する予定です。このプロジェクトは、日本全国の国民が参加してメダル製作を行う国民参画形式により実施します。また、リサイクル金属をメダル製作に活用することで環境に配慮し、日本のテクノロジー技術を駆使することで、金の精錬におけるリサイクル率100%を目指します。過去にもメダルの原材料の一部としてリサイクル金属が含まれた例はありましたが、国民が参画し、メダル製作を目的に小型家電の回収を行い、集まったものから抽出された金属でメダルの製作を行うプロジェクトは、オリンピック・パラリンピック史上、東京2020大会が初めてとなります。』
とのことで、回収の進捗状況は、2018年8月までの結果が公式H/Pに公表されていて、さすがに銅メダル用は既に100%回収し、金銀メダルはまだ50%程度で、この活動は来年3月までの今年度一杯の由。
我が家は、これまでずっとNTTドコモの携帯やスマホ、タブレットを使っており、近くのドコモショップでも回収可能とのことでしたので、年末早速ドコモショップに30数個持ち込むことにしました。
インフォメーションに拠れば、個人情報保護のために出来れば事前に初期化して来て欲しいとのこと。故障していて電源が入らなかったり、結果的に初期化の方法が分からなかったりした16台も含め、30数個全てをドコモショップに持ち込みました。
すると初期化されていないモノは、ショップに任せる旨の誓約書に署名した上で、その場で基板に穴を開けて破棄する実物も確認し、あとは全てお任せして回収終了です。そして、プロジェクトへの参加の“証”として、名刺大のカードを頂きました。

 “都市鉱山”から発掘する金銀銅で、2020東京オリンピック・パラリンピックに必要な全5000個のメダルを作るというこのプロジェクト。如何にもIT時代の日本で開催するオリンピックに相応しい取り組みですので、是非完遂出来るとイイですね。
我々も、眠っていた携帯をそのまま産廃として廃棄することなく、プロジェクトにプチ貢献が出来て、“日本国民”としてチョッピリ満足の年末の“断捨離”活動でした。