カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 京都に着いた初日。
翌日からはクライアントとの打ち合わせで時間が取れないからと、この日のランチと夕食を娘がアレンジしてくれました。

着いてから先ず荷物を東山のホテルに預けて向かった先は、娘が事前に予約して置いてくれた、祇園花見小路に在る懐石料理の「津田楼」。元お茶屋さんとのことですが、前回に続いて二度目です。
こちらは二人だと、バーカウンターでお食事が出来る様で、それもなかなか楽しそうですが、我々はそこを抜けて坪庭に面したお座敷へ。
まだ松の内ですので、先付のゴマメに始まり白味噌仕立てのお雑煮など、如何にも京らしいお正月料理も盛り込まれた昼の懐石コースでした。
 夜、ディナーに娘が選んでくれてあったのは、珍しくイタリアン。
場所は同じく祇園の『マメトラ』。小路に佇む様な町屋を改装してあり、まだ新しいお店の様ですが既に人気店とのこと。
こちらも事前にディナーコースを予約しておいてくれてあり、すぐに前菜が運ばれて来ました。そのチョコレートのマカロンのフォグラ包み、鮑の蒸し焼き-柚子泡仕立てに始まった前菜から、トリュフのたくさん入ったスープ、初めて知ったイタリアにもあるという(むしろ歴史は・・・考えてみれば当然ですが・・・ローマ時代からか、日本より遥かに古いらしい・・・)というサルジニア島産のカラスミのパペッティーニという細めのパスタ、河豚のフリッと、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み。そして最後のドルチェ(奥さまへ)まで全8品。(個人的に)カラスミが些か塩味がきつかった他は、大変美味しゅうございました。
 お酒も赤ワインから、しっかりとメニューに在った日本酒まで(選んだのは、奈良の「三諸杉 ひやおろし」。爽やかでスッキリとしているのに、旨味とコクも感じられました。さすがは酒発祥の地)。
 「ご馳走さまでした!」
ゴメンね、今日は結構高かっただろうに・・・おかたじけ!・・・っと、フム、京都は何を食べてもナカナカ深い・・・。

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