カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 伊豆二日目の午後。ワンコたちの休憩も兼ねて一旦大室山からホテルに戻りました。我々も部屋で昼食の後、大室山と隣接しているシャボテン公園は広いので明日ゆっくりと回ることにして、午後は伊豆の別の景勝地でもある城ヶ崎海岸へ行ってみることにしました。

 城ヶ崎海岸も伊豆高原からは車で10分ちょっとです。国道135号線の城ヶ崎海岸入り口から入って、案内板通りに到着。
最初に目に入った「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」の広い有料駐車場(700円。但し、我々は入園する予定はありませんが、ミュージアム入場者は駐車場代無料とのこと)に車を停め、門脇灯台と門脇吊橋へ向かいます。
駐車場のすぐ横から1.1㎞のハイキングコースがあり、皆さん思い思いに歩かれていました。暖かな伊豆らしいジャングルの様な自然林の中に散策路があるのですが、結構アップダウンの起伏もあるので小さなワンコには歩き辛く、途中ナナもコユキも半分ほどは抱っこしました。ドッグバギーも積んで来ているのですが、舗装もされていないガタガタ道なのでカートは無理。ワンコはともかく、ベビーカーでは無理でしょう。また、途中で林間コースと海岸コースと別れているのですが、台風の影響か、海岸コースへは進入禁止のテープが張られていて歩くことは出来ませんでした。
灯台近くまで1㎞を歩いて来たら、ナントそこに「伊東市営駐車場」が・・・。そこからだとホンの20~30mで、しかも灯台まではしっかりと舗装もされているのでベビーカーでも楽に行ける感じでした。その上、駐車場料金は500円と200円も安いのです・・・(えっ!と絶句)。
ちゃんと事前に調べて来なかった自分が悪いのですが、不親切!「だったら道路に案内板でも立てとけヨ~!」と文句の一つも言いたくなりました(ま、それ程大したことではありませんが・・・)。
 門脇灯台には絶景の展望台もあり階段で昇れるようですが、ワンコたちがいるので諦めて門脇吊橋へ。全長48m、高さ23mという小さな吊り橋ですが、粘り気のある溶岩流が固まって出来た、真っ黒でゴツゴツした断崖が作り出す絶景が続いていて、結構迫力満点です。ロケ地でも使われるそうですが、確かにサスペンスドラマに出て来そうな感じでした。
吊り橋はそれ程長くないせいか、或いはしっかりとワイヤーで固定されているためか、思った程は揺れませんでしたが、高さ23mとはいえ、音を立てて波が打ち寄せるのが真下に見えるので、家内は結構怖がっていました。私メは、どちらかというと高い所は好きではないのですが、23mというのはそれ程高くも無いので、吊り橋を渡っていても然程恐怖感はありませんでした。
吊り橋を渡るとあずまや風の休憩所があり、そこから階段を下りて断崖の岩の上を歩いて海の近くまで行くことが出来ます。TVで見る海岸まで流れ下るキラウエアの様に、ここまで2㎞も流れて来た大室山からの溶岩流が冷えて固まって出来たというゴツゴツした黒や赤茶けた溶岩です。
また吊り橋の脇には「城ケ崎ブルース」(星野哲郎作詞)の立派な歌碑も建てられていました。
ナナとコユキも一緒に記念写真を撮ってから、また来た道を戻ります。
 駐車所への帰りは、ナナは勿論コユキも今度は結構歩いてくれました。途中、駐車場脇の散策路の入口で、柴君連れのご夫婦に「吊橋へは結構遠いですか?」と不安げに聞かれたのですが、(既に駐車されてしまっているので)まさかもっと近くに駐車場がありますヨとも言えず、
 「ゆっくり歩いても20分くらいです。柴クンなら全然大丈夫でしょう!」
と励ますのがせいぜいでした・・・(スンマセン!)。
【追記】
 城ヶ崎に行くまで勘違いしていたことがありました。
それは、城ヶ崎と聞いて、どこかで聞いたことがあると頭に浮かんだのは、
  『♪雨はふるふる 城ヶ島の磯に
    利休鼠(りきゅうねずみ)の 雨がふる 』
という北原白秋の詩による歌曲「城ヶ島の雨」であり、城ヶ島と城ヶ崎を混同して、それを「城ヶ崎の雨」と勘違いしていて、
 「歌碑を建てるなら、むしろそっちの“城ヶ崎の雨”だろ!」
と思ったのです。
でも何かヘンだなぁ・・・と、後日調べてみると、それは「崎」ではなく「島」で、その歌われている城ヶ島は伊豆ではなく、相模湾に面してはいても反対側の神奈川三浦半島にある城ヶ島のことでした。
しかも、北原白秋は城ヶ島を望む当時の三崎町に一時移り住んでいたのだそうです。
雨が降っていたのは、城ヶ崎の磯ではなかったんですね。失礼しました・・・。

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