カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 まだ花の無い早春の3月頃から咲いて、目を楽しませてくれるクリスマスローズ。そのクリスマスローズの良い所は、花の時期が過ぎても花が枯れたり散ったりせずに長く持つところ。5月の連休ころになると、最初は白や黄色、ピンクだった花が、枯れずにそのまま次第に緑色に代わっていくのです。
緑色と言っても葉の緑とは違って、どちらかというと少し白っぽい感じの緑色で、「白っぽい緑」で調べてみると、和色としてその名も「白緑」(ビャクロク)という色があることが分かりました。イメージ的にはミントグリーン系でしょうか。

 実はクリスマスローズの花だと思っている部分は、実際は花びらではなく萼(ガク)片なので、葉と同じ色に代わっていくのだそうでが、そのため長く楽しめるのは有難い気がします。一重八重、白や黄色、ピンクに黒と、最近では品種改良もされて様々な種類で人気のクリスマスローズですが、黒系(黒紫)のクリスマスローズは最後まで花(実際は萼ですが)が緑に変化せずに黒いまま。ちょっと不思議です。
 そんな花持ちの良いクリスマスローズですが、切り花にすると水を吸い上げず、すぐにグタッと萎れてしまいます。たくさんの株に増えて色とりどりの我が家のクリスマスローズですが、残念ながら室内で楽しむことは出来ません。鉢植えにすることも出来ますが、少なくとも我が家の庭に春の到来を告げてくれる“春告げ花”のクリスマスローズは、あくまで戸外の庭で自然のままを楽しむ花なのかもしれません。
(写真は、緑色に変化した5月のクリスマスローズと、参考までに以前撮った写真ですが、後半は咲いた直後3月頃の本来の花の様子です)

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