カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 突然ですが、何と言っても箱根で一番の“ご馳走”は温泉!・・・ではないでしょうか。

 今ではたくさんの旅館ホテルなどが立ち並ぶ仙石原ですが、すすき草原に代表される様に、
『箱根火山カルデラ内の北部に位置し、湿原や草原が広がる。総面積は約16ha。これはかつてこの地域がカルデラ湖の一部だった名残りで』、そのため源泉は無く、明治期になって大涌谷から引き湯をしたことによって、温泉旅館等の開発が進み、現在の様な一大リゾートが形成されたのだそうです。
その仙石原温泉は、説明書きに依ると、
『箱根町にある温泉。箱根山の北部,火口原である仙石原の高原地域にある。旧爆裂口である大涌谷の噴気孔から引き湯。泉質は単純泉,石膏泉。泉温は 20~70℃。神経痛,皮膚病に効能がある。一帯には別荘や寮のほか,旅館,ホテルも多く,温泉街を形成している。近くにゴルフ場や美術館があり,湿原植物群落の一角は箱根湿生花園となっている。富士箱根伊豆国立公園に属する。』
泉質は単純泉とのことですが、白濁していて硫黄分が多く含まれていて、結構熱めの温泉です。個人的には、“烏の行水”に近い方だったので、白骨の様なぬるめの温泉に長く浸かるよりも、どちらかというと(特に歳を取りその傾向が強まった気がしますが)熱めのお湯に浸かって汗をかいたらパッと上がる・・・という方が好み。その意味で、この箱根(仙石原)の温泉は熱めで好みでした。
しかも、昔は草原でしかなかった仙石原に、明治期になって大涌谷からの引湯が成功したことに依り、今では多くのホテルや旅館が立ち並ぶリゾート地になったのだとか。先人に感謝です。

 今回の箱根滞在中はコロナ禍でもあって、あちこち観光で出歩くことは出来ませんので、せめて密を避けた戸外かホテル滞在が中心になります。
従って、朝夕のワンコとの滞在しているドッグヴィラ周辺の散歩と共に、朝夕の二回入る温泉が何よりの楽しみ。今回も、爽やかな緑を眺めながらの“朝湯”を楽しみ、そして旨いビールを飲むために、また夕食前に入浴を楽しみ・・・と、まさに温泉三昧。
 「あぁ、イイ湯だな!・・・」
【追記】
今回の大雨で、二日間で700㎜という途方もない降水量を記録した箱根町。TVニュースでは、駅伝の“山登り”ルートでもある国道1号線を川の様に水が流れ下っているのが放送されていました。この大雨のために大涌谷では土砂崩れが発生し、温泉の供給施設が流されてしまいました。その影響で、強羅や仙石原の一部の宿泊施設約50カ所への温泉供給がストップしているとの報道がありました。一日も早い復旧をお祈り致します。