カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 長女が翌朝のフライトに備え、空港で見送る家内と二人で前日に羽田へ出立するために我々は一泊だけでしたが、次女たちはせっかくだからと「金宇館」に二泊しました。
前日我々はチェックアウト後、久し振りに二人だけでの観光や街ブラを楽しむ様に次女夫婦を松本城で降ろし、我々は孫を連れてマンションへ行き、家内と長女で孫をお風呂に入れ、昼過ぎの列車で羽田に向かう長女と家内を松本駅で見送るべく、孫も一緒に車で駅に行って次女夫婦と合流して、あずさで東京に向かう長女たちを松本駅で見送りました。
 「元気で行っておいで!」

 次女夫婦は、当初せっかくの松本なので、そば懐石など二日目は市中のレストランで私も一緒に食べるという前提で、二日目の夕食を宿には頼んでいなかったのですが、二人共日頃の仕事や育児の疲れもあって、外食ではなく二日目も旅館で食べようかとなったのですが、しかし宿側も客数分の食材しか事前に注文していないので急な依頼には対応出来ないとのこと。
そこで止む無く、私メがプライベート“ Uber Eats ” として(自転車ではなく車で)デリバリーすることになりました。

 松本市内でテイクアウト可能なレストランリスト「城町バルTOGO」という専門サイトもあるので、それを含め(あまり遠いと買いに行くのも大変なので)私メの住まいと宿周辺のお薦め店を幾つか追加して紹介しました。
例えば、近くのウナギ割烹「観光荘」(岡谷が本店です)、昔からのトンカツの名店「かつ玄」、栗おこわの小布施「竹風堂」、それと幾つか市中の和食の割烹やホテル内のレストランなどなど。併せて(興味があれば)“松本B級グルメ”の代表格として「たけしや」の焼きそばもあるヨ!と付け加え・・・。
すると次女たちが選んだのが、ナント「たけしやの焼きそば」を一度食べてみたいとのこと。ホントにそれでイイの?と何度も念押しして確認した上で、LINEで参考までに家内に一応報告すると、烈火の如く、
 「んもー!せっかくなのに、どうしてそんなモノを紹介したのヨ!?」
 「・・・・・・・・・」
 「じゃあ、焼きそばだけじゃいけないから、デパ地下でサラダを買って一緒に持って行きなさい!!!」
との仰せに、
 「へへぇ~、かしこまりましたーっ!」

 一応事前にメニューを知らせ、彼らの希望を聞いた上で「たけしや」に電話をして予約注文し、テイクアウトの時間も併せて連絡。
その時刻に合わせ、事前にローカルデパート(といっても松本にはデパートは一軒しかありませんが)のデパ地下へ。買い物はサラダだけなのですぐに済みますが、路上駐車はいけないだろうと、買い物をすれば指定駐車場は無料になるので、デパート横の駐車場へ停めてデパ地下へ。するとあろうことか、総菜コーナーのサラダは全て売り切れで全然無し・・・って、まだ夕食前の夕方5時ですよ!(都会なら、これから仕事帰りの若いお母さん方が来られて、色々お総菜を買って帰る時間でしょうが!!)「えっ!?」と絶句して、止む無く何も買えずに戻ったのですが、駐車場代・・・僅か5分足らずで300円・・・(これにも絶句)。
 「あぁ、こんなんじゃ自分で自分の首を絞めてる様なモンだよナァ~、田舎のデパートは・・・」
と、これまた絶句!(経営者は果たしてこういう実態を分かってるんでしょうかね?)
と、それはさておき「たけしや」へ。
 お願いした時間の5分前に着いたのですが、熱々でちょうど調理が完了して容器に入れていただいたところ。オーダーは彼等二人共全部入りの「スペシャル 大盛り」、ついでに久し振りで私メも、この“どさくさ紛れ”に便乗させてもらって「肉野菜 大盛り」で、〆て3500円也・・・。
 「横浜からのお客さんに、松本B級グルメの“代表格”って勧めたら、どうしても食べたいって言われて・・・」
すると、女将さんだけでなく、調理場から娘さんもわざわざ出て来られ(以前はご主人が調理をされていましたが・・・)、
 「それは、どうもありがとうございます!」
と、お二人で見送ってくださいました。
途中、惣社にある地場スーパーの総菜コーナーに立ち寄り、ドレッシング付きのサラダもちゃんと二つ買って「金宇館」にお届け・・・です。
(後で考えたら、イオンモールへ行けば、総菜コーナーに量り売りを含めて色んな種類のサラダがあったのですが、“後の祭り”)
 戻り、一人でホントに久し振りの「たけしや」の焼きそばと缶ビールを片手に舌鼓。この太麺と、少し酸味の効いた独特の焼きそばソース。彼等の分も含め、個々の好みに対応出来るようにと七味唐辛子はちゃんと別の小袋に入れていただいてありました。
イヤ、懐かしい!イヤ、旨い!で、大盛りも瞬く間に完食!
するとLINEが届き、次女たちも完食した空の容器の写真と共に、
 「美味しかったヨー!ありがとう!!」
早速、自慢気にその写真を家内に転送したことは言うまでもありません。
 「・・・んまぁ、だったらイイけどね!」
 すると、長女から、
 「安政2年創業という、江戸前で一番古い芝のお寿司屋さんで食べたヨー!」
とのLINEが写真付きで・・・。
 「えっ、そりゃまるで“芝浜”の世界だなぁ・・・。アナゴとコハダが美味しいだろうね、きっと!?」
 「“お任せ”で頼んだけど、もう両方共食べたヨー!スッゴク美味しかった!」
ムム、この差は一体・・・?

 まっ、イイかぁー・・・「たけしや」最高!
久し振りで、あぁ、旨かったー!ごちそうさまでした!!
(娘も、日本最後の夜の老舗の江戸前寿司にきっと満足したことでしょう!!)

コメント

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。

トラックバック