カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 滋賀観光の初日に行った、奥さまの希望での「ラ コリーナ」。
事前チェックにより、そこでの奥さまの目的だったのが、「クラブハリエ」の2階にあるカフェで、焼きたてのバウムクーヘンでの朝食です。

週末などは長蛇の列で、売り切れで食べられないこともあるのだとか。我々は平日で、しかも9時のオープンから間もなかったこともあり、並ばずにすぐに食べることが出来て、念願叶った奥さまも幸せそう(・・・単純!)です。甘味が抑え目で甘過ぎず、4切れのバウムクーヘンは焼きたてで温かく、ふわふわと柔らかいので、これまでの一般的な固いバウムクーヘンのイメージとは全く違います。スポンジケーキの様に、添えられた生クリームを付けていただきます。焼きたてバウムクーヘンセットは、ドリンク付きで1000円。念願だった奥様へ二切れを進呈。全部平げられて、至極満足されたご様子でした・・・。
 八幡堀の屋形船でのお堀めぐりを終えてちょうど昼時になったので、近江八幡と云えば近江牛となのでしょうけれど、我々はまた日牟禮八幡宮に戻り、境内に隣接する「たねや日牟禮乃舎」に向かいました。
というのも、事前に色々ネットで調べた結果で、こちらも奥さまのご希望の店。しかも「ラ コリーナ」同様に「たねや」グループの店舗で、和菓子の喫茶室と和食の食事処を併設した風情あるお茶屋風の建物です。
「たねや」は、元々穀物類などの種子を商う「種屋」が創業で、明治になって和菓子店に商売替えをしたのだそうです。
「日牟禮乃舎」は甘味処と食事処に分かれ、一・二階があり、テーブル席を希望した我々は二階のテーブル席へ。
我々が選んだのは、家内が「野菜膳」¥2,000(税込)、私メが「たねや膳」¥3,000(税込)で、それぞれおこわと汁物に、野菜膳は季節の地物野菜、たねや膳は七種のおばんざい。最後に「和菓子」がデザートとしてそれぞれ付いています。因みに近江牛のステーキがプラスされた「たねや膳」(¥6000)もありました。
先ず、食前酒風にトマトジュレがイタリア製のオリーブオイルが入った小瓶と一緒に運ばれてきましたが、美味しい!(好みで、その後の料理にもオリーブオイルを掛けて食べても味が変わって楽しめるとの由。残ったオリーブオイルは持ち帰りOKで、店舗での購入も可能とのこと。奥さまが気に入ってトマトジュレを買えるか伺うと、店舗にもトマトゼリーがあったのですが、食事用のトマトジュレとは異なり、デザートでかなり甘いとのこと)
両方に共通で、近江名物という赤こんにゃくやキヌアなどを刻んで混ぜたおこわ、和菓子屋さんらしく珍しい小豆の佃煮、温泉卵、汁物が運ばれてきました。
そしてメイン料理として、すき焼き風の郷土料理という近江牛のじゅんじゅん、丁子麩の辛味噌和え、青葉のお浸しは双方に共通で、「野菜膳」がこれに季節の野菜の煮物としてタケノコとジャガイモ。
「たねや膳」は、プラスして赤こんにゃくの刺身(オリーブオイルを掛けて)、タケノコの煮物、豆の煮物、ブロッコリーの煮物。それと、特製のクラフトビールを追加。
おばんざい故、料理はそれぞれが小皿に盛られているのですが、おこわをしっかり噛んで食べるせいか、見た目以上にお腹一杯になりました。滋賀県は京都に近いせいか、全体に京風な感じがします。近江名物という赤こんにゃくは「はぁ左様か・・・」というだけで特段美味しくも無し。おばんざいの中では、お麩の辛子味噌が美味でした。最後のデザートは、元々の和菓子屋さんらしく、「日牟禮乃舎」限定という「日牟禮餅」。こし餡を蓮の粉生地で包んで、きな粉をまぶしたわらび餅の様なお菓子でした(こちらも奥さまへ)。
 食事をして、同じ神社の境内に隣接した漬物屋さん「山上」で、地元野菜という「日野菜」やチーズの味噌漬けなど幾つかお土産用に漬物を買ってから、近江八幡の街並みを散策しながら駅に向かう途中で、「マルタケ西川」というレストランも併設した精肉店があったので、こちらでこの日の夕食用に近江牛を購入して帰りました。2階のレストランも順番待ちの様で、一階の精肉店で買い物をされる地元の方々も含め、店内はとても混んでいました。
今回も泊まりはキッチン付きのドッグヴィラで、せっかくの滋賀県ですので、ここはやっぱり近江牛を買って、この日の夕食はしゃぶしゃぶを楽しむことにしました。
 それにしても、何だかどこに行っても「たねや」だらけの様な気がして、
  「凄いなぁ、大したもんだなぁ・・・」
と、素直に感心したのでありました。