カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 新居のマンションは前の家に比べれば部屋数も少なく、娘が上京している時(既に渡米済み)は我々二人しかいないので和室は設けませんでした。間取りは、先ずは購入者である娘のリモートワークのための一部屋と、ダイニングキッチンを兼ねたリビングルーム、そして我々のベッドルーム以外の残りが一部屋。

 そこはマンションの北側になる通路側で窓も小さく、日当たりも悪いので一番暗い6畳位の部屋なのですが、その部屋を収まり切れない家財の物置として、和箪笥と先祖代々の仏壇を置き、クローゼットには子供たちの分も含めた我が家の写真アルバムとLPレコード、そして我が家の重要書類など全てを収めました。あくまで物置部屋ですのでエアコンは設置せず、暖房もファンヒーターです。ご先祖様にも我慢していただくことにしました。
その結果、物置部屋で残った壁際の2畳ちょっとのスペースは私メの自由に使ってもイイとのことから、そこを“男の隠れ家”としてミニ書斎スペースとすることにしました。

 dマガジンなどで配信されて来る雑誌でも、“男の隠れ家”とか“狭くても可能なミニ書斎”といった特集号がmonoマガジンなどで特集されていますので、男性陣にとって広さは関係なく、そうした占有スペースを確保することは夢、大袈裟に言えば或る意味“男のロマン”なのかもしれません。
斯く云う私メも、子供の頃から、自分の部屋の隣の「川のせせらぎが聞こえる屋根裏部屋の物置」を親に内緒で夜だけの寝室に使ったり、また自分の部屋の押し入れ上部を二段ベッド替わりで使ったりと、割と閉所恐怖症の逆で(暗く?)狭い所が苦にならない(好き?)ので、暗いのも狭いのも(却って好ましく感じて)特に問題無し。その意味では、結果的に狭いマンションのこのスペースは(私メにとっては)むしろ願ったり叶ったりの“男の隠れ家”・・・なのかもしれません。
 ただ書斎として必要な机は、前の家の2階のファミリーコーナーで使っていたライティングデスクは大き過ぎるため使えずに置いてきたので、新たに小さなL字型の片側2段のワークデスク(引き出しは無い)と、同じデザインの4段の棚を家具店で購入し、そのワークデスクの2段の上の袖に収めるために、積み重ね可能なタイプの収納ケースを100均ショップで幾つも購入して、引き出しの代わりにして小物類を収め、また袖の下の段にはプリンターを収納しました。
更に4段の本棚(前の家で使っていたスライド式の本棚は、図書館に段ボールで何箱も寄贈するなどして冊数を極力減らした上で、入るだけ詰めて運び、寝室のベッド横の壁際にCDの棚と一緒に設置してありますので、書斎用のこちらには本の収納は不要)にはブリーフケースや写真立て、そしてCDレシーバーを収め、以前2階のファミリーコーナーで使っていたKEFのトールボーイのスピーカーと共に、サブシステムとして書斎でも(物置部屋ですが)音楽を楽しめる様にしました。ところがマンションの在る場所のせいか、或いは鉄筋コンクリート6階建ての建物の構造体のせいか、一戸建ての以前の家に比べてFMがキレイに受信できません。FM簡易アンテナをあちこちに置いて試してみましたが、レシーバーの置ける位置では全く受信できなかったので、FMだけはレシーバーでの受信を諦め、唯一FMが受信可能な北側の机の上に、使わないので廃棄する予定だったオールインワンのオーディオシステムを置いてFMを受信することにしました。
この部屋について最初から飽くまで物置として考えていて書斎を前提としていなかったので、コンセントの位置など購入時の打ち合わせの際に、家具のレイアウトなどは全く想定しておらず、そのためコンセントの位置が使い勝手の良い所に無く、結果コードやケーブル類が床の上を這うことになってしまいましたが止むを得ません。
 以上、結果的に残ったスペースを活かしての“一国一城”ならぬ一室一畳(実際は二畳程ですが)の主・・・。狭いながらも快適な“男の隠れ家”、私メのミニ書斎です。

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